縁と絆29 ページ31
煉架「…国木田さん、客室借りて良いですか？」
国木田「構わんが……(チラッ」
太宰「私が一緒に居るよ♪(ギュウッ」
煉架「あ、いえ大丈夫です…良い人なので」
太宰「むぅ……何かあったら云うんだよ？」
そう言って、太宰さんは首筋を撫でて来た
煉架「了解です。では行きましょうか」
アルビレオ「そうですね♪」
社員部屋を出て客室に移動しましたが、話の前に壊すものがあるよな
太宰さんが襟に仕掛けた盗聴器を…ね
ガチャ
煉架「どうぞ」
アルビレオ「失礼します(ニコニコ」
アルさんがソファーに座ったのを確認して、
飲み物を入れる事にしました
「クウネル・サンダース」という名を気に入っていて、
その名で呼ばなければ返事しない
この人の友人であり、私とネギの
エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルを無視する程だ
しかし、私とミコトは彼を本名で呼んでも無視されない
というか、そう呼んで欲しいと言われたので不思議だった
ミコトの場合は、ノリが良かった事と仲良くなれた関係で本名呼び
私の場合は、経緯は知らないが彼に好意を抱かれた事が理由らしい
煉架「どうぞ(カチャッ」
アルビレオ「ありがとうございます(ギュウッ」
煉架「抱き着くのは構わないので、一度離れてくれますか？」
アルビレオ「すぐにイチャつきますからね？(ニッコリ」
煉架「分かってますよ…(苦笑」
アルさんが離れて腕が自由になったので…
スッ サァアアッ
襟に仕掛けられた盗聴器をなぞって壊す
煉架「これで良し……はい、どうぞ」
アルビレオ「ではもう一度♪(ギューッ」
煉架「それで、用があると言っていましたが…一体なんですか？」
アルビレオ「それは、貴女達なら気付いている筈ですよ？
私がこちらに来た理由も、それが昨日ではなかった理由も…ね」
煉架「！そういう事ですか…お馴染みの、ですね(苦笑」
ミコト＜そういえば、異世界に転生する度に会いに来てくれてたよね〜。
今回もそれで来てくれた訳だ＞
煉架「しかし、今回は私の状態が危険になってしまった…と」
ミコト＜ちょっと変わってくれる？＞
煉架「分かりました」
目を閉じてミコトと意識を交代させた
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作者名：テナ | 作成日時：2019年5月24日 0時
