六十四話 ページ6
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その後、きちんと師匠にこの二匹のことを説明した。
あの二匹は今外でじゃれあってるところだろう。
「白豹と白熊か…、何 お前白が好きなの？」
『好きでもないですし、嫌いでもないです。
強いていえば黒が好きです。』
「じゃあ鞘は黒だな。」
『唐突ですね…まぁいいですけど。』
好きな色聞くために聞いたのかな。
普通に聞けば答えるのに…。
「んま、稽古の時は妖刀使うなよ。ワシの命が危うい」
『わかってますよ。
島10週走り終わりましたし、次はなんですか？』
「…んー、この際だから鍛冶のこと教えるか」
師匠の気まぐれ発動。
走り終わってから教えるの？順番可笑しいよ師匠。
じと目で師匠を見るが、本人は気にも止めずに準備に取り掛かりはじめる。
はぁ、と溜息をつき、手伝おうとすると彼等が家の中に押しかけてきた。
［ちょっとあんた、このチビどーするの？］
くわえている白熊を僕の方に向ける。
『お前が我が子のように育てれば問題ない。』
泥だらけで入ってくんな。といい、足で豹を蹴る。
［痛っ！…そんな無責任な。あ、この子の名前どうする？なにがいいかしら］
そういいながら二足歩行で立ち上がり、両手で白熊を抱き上げる。
僕にはもう親子にしか見えない。
…んー、と唸りながら名前を考える。
［あ、さっきね。土の上に文字書いて遊んでたんだけど、
この子【ベ】と【ポ】の字を指差したの！］
『ふーん、じゃあ名前それでいいんじゃない？』
適当にそう言うと睨まれる。
…なんで？てか、文字書いて遊んでたって…人間か！
［えぇ〜、可愛い名前がいいわ］
『自分の名前でも考えてろ。なぁベポ』
「アイッ！」
…可愛い。キュン
…ハッ……いかんいかん、情がうつるとこだった。
適当にベポ達を追い払い、師匠のところへと足を動かした。
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一年が経った。
あれから数週間後、命懸けで師匠に教わったことを頭に叩き込み
自分の能力の扱いを覚えた頃
伝書バットが飛んで来た。
内容は予想してた通り、依頼のことだ。
すぐに海楼石の錠と刀を数百、用意して欲しいと書かれた紙に
師匠が額に青筋を立ててたのをよく覚えている。
一週間、寝ずに徹夜して全てを二人で造り上げた。
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文字数の関係で次行きます！
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YUNASIKA - 黒豆さん» アイアイキャプテン( *｀ω´((殴 (2014年9月14日 19時) (
レス) id: 71963e7d09 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆(プロフ) - YUNASIKAさん» いい話だなんて…(´；ω；｀)嬉しすぎてどうにかなりそう←コメント＆リクエストありがとうございます！！またリクエストしてくださいね！！ (2014年9月14日 19時) (レス) id: 1a70327a4c (このIDを非表示/違反報告)
YUNASIKA - 黒豆さん» みました！あと、読みました！いい話だ(;_;)←←← (2014年9月14日 19時) (レス) id: 71963e7d09 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆(プロフ) - YUNASIKAさん» oh！そんなところまで見てくださってたんですね！リクエストして貰ったりで、本当に嬉しいです！ありがとうございます･*･:≡( ε:) (2014年9月14日 1時) (レス) id: 1a70327a4c (このIDを非表示/違反報告)
YUNASIKA - 黒豆さん» もちろんですとも！黒豆様のモットーである気ままにマイペースで更新してください！待ってますから(*^^*) (2014年9月13日 21時) (レス) id: 71963e7d09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒豆 | 作成日時：2014年8月24日 8時
