想い ページ9
公園脇にあるカフェに入り、窓辺の席で森本さんと向かい合って座ると
私はアイスティー、森本さんはアイスコーヒーを注文した。
「やっぱり、私の様子が変わったのみんな気付いてる感じ…ですか？」
「…みんなかどうかは分かんないけど、一部の人はたぶん……」
「そっか…」
店員さんが持ってきてくれたアイスコーヒーにシロップとミルクを流し込むと、ストローでかき混ぜながら森本さんがつぶやいた。
普段から冷静な森本さんは
自分の中にある感情の栓を外してしまわないように
何を言おうか言葉を選んでいるように見受けられた。
「何か…あった？」
「…あの、バーベキューの日…
帰りに平野くんに告白したんです…
でも、アッサリ振られちゃって…」
「そうなんだ…」
「これ…仁村さんだけに言うんですけど…
私、はじめの頃は少しだけ自信があったんです…。
平野くんとは社員旅行のときも一緒に行動して…同期の飲み会もいつも隣に座って…平野くんもまんざらじゃなさそうだったから…」
「うん…」
私も、お似合いの二人だと思ってた。
空気感も近くて、
美男美女で、いつも笑いあって楽しそうにしてて、、
「でも日が経つにつれて、平野くん、誰にでも同じように接してるってことが分かってきて…
一生懸命アピールしても、私はその他大勢のまま…気持ちが届かないのがもどかしくて…それで、バーベキューのあと同期でカラオケ行って送ってもらったときに…
告白しちゃいました」
「そうだったんだ…」
「振られるって分かってて告白したの初めてでした…ほんとにもう、なんて不毛なことしちゃったんだろって、、関係変わっちゃうじゃんって自己嫌悪で…」
「…それで、あんまり話せなくなった？」
森本さんは首を振った。
そして、窓の外に目を向けた。
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こころ(プロフ) - 切なすぎて読むのが辛かなってきました…でも希望を捨てずに読みたいと思います(^ ^) (2021年5月28日 17時) (
レス) id: f2c5e943bf (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 更新嬉しいです！この先も楽しみにしています。紫耀くんの恋心が報われますように。 (2021年5月16日 3時) (レス) id: f2c5e943bf (このIDを非表示/違反報告)
そらぃ(プロフ) - ピナパルさん» 本当ですか！？なら良かったです^ ^話はそれますがこのお話大好きです！！めちゃくちゃいい話できゅんきゅんします！！お互いに更新頑張りましょ！！ (2021年3月14日 8時) (レス) id: 65c9099209 (このIDを非表示/違反報告)
ピナパル(プロフ) - そらぃさん» はじめまして。まったく気にしていないので謝っていただく必要ありませんよ！むしろわざわざ教えていただいてこちらこそ申し訳ありません>_<どうか気になさらず更新頑張ってください！(明るく言える立場じゃないのですが…) (2021年3月13日 16時) (レス) id: 9e85fabcef (このIDを非表示/違反報告)
そらぃ(プロフ) - 本当に申し訳ございません（涙）小説を私書いてるのですが、そのタイトルが桜が舞う季節になんですけどピナパルさんのこの小説とタイトルが似てしまっていて、、大変申し訳ないです…気付きませんでした。。差し支えがなければこのままにしますが…よろしいですか？ (2021年3月13日 13時) (レス) id: 65c9099209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピナパル
| 作成日時：2019年12月29日 8時
