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２１歳の君。１３ ページ24
バイトからの帰り道。
夏休みだからか人が多い。
道行く人、人、人。
いろんな人が歩いてる。
目に映るのは、幸せそうに寄り添うカップルたち。
手を繋いで、体を寄せ合って、見つめ合って話してる姿を見ると、どうしても羨ましさを感じてしまう。
誰の目も気にせず、太陽の下で歩くことが、私と紫耀くんにはできない。
超人気アイドルと付き合うって、そういうこと。
ふと、目に入った高級ジュエリーのお店の前で足が止まった。
[永遠の輝きを、永遠の誓いに]
ガラス張りの巨大なショーウインドウの中に、指輪のポスターとともに飾られているウエディングドレス。
私と紫耀くんは、、いつか結婚するのかな…？
するとしたら、いつなんだろ？
もしくは、ずっとできないのかな。
考えても仕方ないや。
今、一緒にいられる幸せを大事にしよう。
ショーウインドーに背を向けると、駅に急いだ。
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作者名：ピナパル
| 作成日時：2017年4月18日 23時
