ＦｉｒｓｔＬｏｖｅ２*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･ (ページ1)

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２１歳の君。２ページ1

夕方、バイトが終わり、休憩室で帰り支度をしていたら、スマホの着信音。

この番号、、紫耀くんからだ。

「もしもし？」

「あ、A？早めに帰れそうだから、今日もご飯作ってー！」

「わかったー。リクエストは？」

「ロールキャベツ！」

「はーい」

紫耀くんが楽しそうだから、私まで嬉しくなる。

ロールキャベツか、、副菜なにがいいかな？

と、考えていると、

「おつかれさまでーす」

永瀬くんが入ってきた。なんだか疲れた顔してる。

「おつかれさまー。永瀬くん休憩？」

「ちゃいますよー。俺も上がりです」

「そーなんだ。くるの遅かったね」

「帰ろうとしたら、お客さんに捕まったんすよー。運悪いっすわー」

そう言いながら椅子に座って机にベターっと手を伸ばしてる永瀬くんは、大阪出身の大学生３年生。

アルバイトとはいえ、１年以上働いてるから、バイトの中でもそれなりの位置にいて、少年マンガのコーナーを任されていた。

背が高くて、足も長くて、端正な顔立ちのイケメンで目立つから、お客さんからよく声をかけられてる。本人は迷惑がってるけど。

見た目は茶髪パーマでチャラいけど、仕事は真面目にやるし、いろいろ気がつくとっても良い子。

「運が悪かったね。ゆっくり休んで。おつかれさまー」

「おつかれっすー。あ！」

急に顔を上げた永瀬くん。

ん？なんだ？

「坂田さんと飲みに行く約束してたでしょー？俺も行きますからねー」

羨ましいげにじとーっとした目で見てくるから、笑ってしまった。

「ふふっ了解ー！」

可愛いなぁ。。昔の紫耀くんみたい。