み ち ゃ っ た

結構、泣きそうだったり ページ39

黒板一面に写真が貼られてる。人だかりができてても見える量

一瞬呼吸が止まって、反射的に彼女を探す

見渡した視界には彼女は居ないけど、
代わりに視界の端で気味悪い笑みを浮かべる“俺の彼女”



「お、おい黒尾、これマジかよ」

「いや、、ｯつか剥がせよお前ら！」

「でもこれ、結構マズくね？」



「本人、来ちゃったけど(ﾎﾞｿ」



．



眠すぎる、、一時間も眠れなかった。最近眠れてないし、

休むか考えたけど、黒尾くんから話したいって通知来てたし
なんだろ。やっぱり昨日のことかな、それか保健室の、、

でも私だれにも言ってないし、、


あー、とにかく眠すぎる。
朝、送迎してくれたからよかったけど、『若、失礼ですがクマが凄いです』とか。

目がしょぼしょぼする、HRまで寝よう



「あ、藍島さん、、」



あれ、教室入ったら急に静かに、、
覇気でも使えるようになったのかな私←


、、、ショボショボしてる場合じゃない



「藍島、これマジ？」



黒板に無数に貼られた、私の背中の写真
ああやっぱり私、紺色の下着似合ってないんだな←

何となく状況分かったケド、どうしよう



「藍島さん？」



異物を見る目
何回受けても慣れない、この視線



「本当ですよ」



ひそひそ、なにか言われてる

ああ、真ん中に私の個人情報が書かれた紙までご丁寧に張られて。

、、剥がそう



「ヤクザの孫で、写真通りに背と腹と、あと太腿に入れ墨が入ってます」



静かになった。
伊土の仕業だろうな、どうやってここに貼ったのかは分かんないけど

あ、黒尾くん、剥がしてくれるんですか



「、、Aちゃんごめん、多分俺のせい(ﾎﾞｿ」



その一言で大体理解しました

写真握り締めてる。君がそんな感情を抱くことないのに。



「お目汚し失礼しました」



少し、足がすくむ
顔があげられないダサい、しっかりしろ



「今まで、すみませんでした」



今まで、の何に対して謝っているんだろう私は


まあいっか。帰って寝よう。



「失礼します」



ドアに向かうにつれ、みんなが後ずさる
やっぱり覇王色の覇気でも身に付いたかな私

黒尾くん、そう、引き止めないのが正解です

この空気から逃げさせてください。



．



「作戦は成功したようです」

「そうか。あのガキ、調子に乗りやがって」

「あの娘に“写真”を送り付けたのは正解でしたね」

「ああ、人の心は脆いからな」



「脅しの“前座”にはなっただろう」

ホントは今すぐ行きたい→←（どんどん意味わかんない話になってるBY作者）

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