全部、聞こえてますが【稲荷崎】

２６ ページ27

「か、、帰ってこれた」




何だかんだで帰ってこれた。行きよりもメンタル削がれまくったケド。


電車では三人に密着して囲まれ、空港では宮さんズが大喧嘩をし、

機内では北さんのお土産をベタベタに褒めつくし安心して貰い、

何とか兵庫県に到着だ




「皆さん今日は有難う御座いました」



「ついてきたんは俺らや、こちらこそやで」



「ああ〜〜〜明日学校とか何なん」



「飯食ってはよ寝るんやで」




楽しかった半面、貴重なオフを自分に付き合わせてしまった罪悪感とで、

複雑な気持ちだけど、ちょっと距離が縮んだ気がして喜んでたりしたりしなかったり




「じゃ、明日な」



「うーす」



「おやすみなさい」




まあ正直脳みそ疲れたし体も疲れた。早く寝よう。




-




「ううう」




軽く食べて、お風呂に入り、ベッドに沈む

明日の準備しないといけないのに、起き上がれない




ｳﾞｰｰｰｰ ｳﾞｰｰｰｰ ｳﾞｰｰｰｰ




、、、、、、、、、、、京治さんｯｯ←

どうしよう、正直出たくない。誰の電話でも出たくないのが本心。もう疲れた。


でも今日、お世話になったしな、、あああ




「も、もしもし」



《 あ、出てくれるんだ、優しいねA



「どういう意味ですか、、どうしたんです？」



《 ああ、無事に帰れた？



「はい、ちゃんと家です」



《 よかった、ちゃんと機能してるね




キノウってなんだろ？駄目だ、聞くのも考えるのもめんどくさい




「、、？ あの、今日は有難う御座いました」



《 こちらこそ、会えて嬉しかったよ、正直にね



「そう、、ですか」



《 眠いんでしょ？今日はゆっくり休んで。また電話してもいい？



「、、、は、ぃ」



《 あ、あと、稲荷崎と梟谷の練習試合決まったみたいだから、よろしくね



「、、、、、、、、は(強)」



《 じゃ、おやすみA。愛してるよ←



「切れた、、、」









稲荷崎、梟谷、練習試合、、、





夢か、寝よ←




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




高校生活のイチャイチャを、書きたいのに、、、書きます。

２７→←２５

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す