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俺は、Aが好きって気持ちに嘘偽りはないし、
片想いしてるだけで、満足できるようなレベルでもなくなってる
なのに、毎回毎回バカみたいな言動繰り返してるのは、、、
「A、この前は練習見せてくれてありがとうね!」
「んーん、滑るの楽しかった?」
「すっごく!でもやっぱAみたいに滑るんは無理やな」
「ふふ、無理じゃないよ」
「やっぱ“プロ”は違うな」
「プロじゃないです」
最近耳にする、この言葉がどうしても好きになれない
「でも外国のコーチにスカウトされるんはやっぱ凄いやん」
「私じゃなくて、コーチが凄い人なだけだよ」
「だから、その凄いコーチに選ばれたんやろ?」
「んんー、、でも、コーチは面白そうだからって理由で声掛けたってさ」
「さては自由人やな?」
「な、何で知ってるの」
スケート、海外、スカウト、退学
いつの間にか。でも突然。Aは違う世界の人間だと突き付けられた感覚
誰がそう言った訳でもない、これはただの俺の感覚だ、けど
どうしても気にせずにはいられない、この差
「あかん、2週間ない」
「無理、行かんでA、お願い」
「可愛いけどだめ」
「嘘やん現実味ないんやけど」
「A遊び行こ、時間寄越して」
「寄越してwww」
妬んでる、羨んでるっていう類じゃなくて、、、
なのに、何か、AがAじゃない気がして仕方ない
意味解んねぇな俺、大丈夫か。
いや大丈夫じゃないか。
「いっぱい遊び行こう、ちゃんと時間貰ってるから」
「やっぱ時間の管理もコーチなんや、流石」
「いや、ただ私がスケジュール管理できないだけ」
「なんやねんwww」
良く分からないこの感覚が、凄く邪魔してる
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つばき - Helloでは…まあいいや、あなた様のお話とても好きです!応援してます! (2021年1月6日 19時) (レス) id: 7e989e701c (このIDを非表示/違反報告)
サクサくぱんだ(プロフ) - 今更ながら読ませていただきました…凄く面白くて好きなお話です(;_;)連載中の作品も頑張って下さい!応援しています!! (2020年9月19日 6時) (レス) id: 486bda84af (このIDを非表示/違反報告)
篝(プロフ) - kikiさん» 凄く嬉しいです。そう言って頂けて本当に力になります。好きです(?) (2020年7月23日 20時) (レス) id: 94b0078aea (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - このお話を読み終わってから現実に中々戻れずふわふわしました。それくらい引き込まれました。大好きです。 (2020年7月22日 21時) (レス) id: 71858a7723 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:篝 | 作成日時:2020年4月20日 7時