好きなの、辞めるね【角名倫太郎】

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「治」


「なんや角名、つれしょん？」


「ちげーよ」


「、、へいへい」



おっかない顔やなぁ


まさか断られるとは思わんかったやろ

残念やったな角名


素直に告白受け取っとけば良かってん

俺には好都合やけど



「で、何なん？」


「、、昨日言ってたこと、どういう意味」


「どうって、まんま」


「、、、」


「見事にフラれたやろ？しゃーない、お前が悪い」


「じゃあ最初の告白は、“嘘”だったって？(コイツ見てたな)」



、、、アホやなぁ



「“最初”のは、友達としての好きだって、Aは言い出した」


「、、、ほーん」


「治は何か知ってるでしょ？」


「何や角名、好いとるやつ相手やと随分弱気やな」


「、まあね」



あーあ、、ほんまにムカつく



「親切に教えたる。

Aがほんまに“嘘”吐いた思っとんなら二度と話し掛けんな
アイツの真剣を踏み躙ったんは理由はどうあれお前や

何を動揺しとんねん

Aの“好き”を辞めさせたんはお前や、角名」


「、、、」


「頭冷やし、アホ」



捨て台詞、カッコつかんかったか？←

まあ本心やし、間違うたこと言うてへん、はずや


角名も意外とアホなんやな


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿「“嘘”だったって？」



なにが嘘や、クソムカつく

こちとら好きな女に、嘘の「愛してる」しか貰っとらんわ

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