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「人間どもは…いや、僕らがいた百夜孤児院は僕や優ちゃんをモルモットにして研究していた…そう君は言った。世界を壊すひどい研究から僕や優ちゃんを君は救ったんだと。でもあの上位始祖会での話、ほんとは君は僕らを殺さなきゃいけなかったんじゃないのか?なのになぜ僕らを生かした?自らを危険に晒してまでなぜ?僕らでいったい…君は何をしようとしている?」
ずっと黙っていたクルルが口を開いた。
「それ、あなたの知る必要のないことよ」
「ふざけるな!!もしも君が優ちゃんを利用しようとしてるなら…!!」
「…ならどうする?あなたに私をどうにかできる?」
彼女はミカの手を力強く握る。
その力に耐え切れず、彼は膝をついた。
「…ぐ…!!」
「あなたの命なんて消すのは簡単。おまけにあなたは私の血で飼われている。ならあなたは私にどうやって逆らうの?もしくは利用されるくらいなら死んでやる?でもそしたら人間どもに利用されてる優はどうする?見捨てるの?」
ミカの手にクルルの爪が食い込み、血が垂れる。
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まーまれーど(プロフ) - さくらさん» こんにちは!初コメありがとうございます!!更新お待たせしてしまって申し訳ありません…!今日からまた再開予定なのでお楽しみに♪ (2020年12月30日 18時) (レス) id: f137423dc9 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 初コメ失礼します!今後の展開が気になります!!更新再開楽しみに待っています!! (2020年12月15日 19時) (レス) id: af1bba7450 (このIDを非表示/違反報告)
まーまれーど(プロフ) - なるは。さん» こんにちは!コメントありがとうございます!とても励みになります、嬉しいです…!!2人の距離がだんだんと離れていって寂しいですが、今後の展開を楽しみにお待ちくださいね! (2020年6月11日 20時) (レス) id: f137423dc9 (このIDを非表示/違反報告)
なるは。(プロフ) - 面白い!更新頑張ってください!深夜と夢主ちゃん会えなくて切ないぃ……、再会できますよーに(-人-) (2020年6月11日 18時) (レス) id: 091bffa261 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まーまれーど | 作成日時:2020年6月9日 9時