ハーツラビュルの寮のアリス (ページ24)

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24皿目ページ24

『何も、起きない、、』

やっぱり、私の魔力は使えないのかな、、

リドル「無闇に降ってもだめだよ。
魔法には具体的なイメージが必要なんだ。

何か思い浮かべてごらん。」

『イメージですか、、』

私の頭の中に真っ先に浮かんだのは

”白ウサギ”

白ウサギのイメージのままペンをふった。

すると、ペンの先から火花が散り、
ラッパを持った、真っ白なウサギが現れた。

『わぁ！白ウサギが出てきた！』

私！魔法使えてる！！！！！

ユウ「凄い！可愛いウサギだ！」

トレイ「へぇ、初めてにしては上出来なんじゃないか？」

リドル「ハートの女王の布告役である白いウサギを出すとは、
流石、ハーツラビュルに選ばれただけあるね。」

『「不思議の国のアリス」のキャラクターの中で一番好きなんです！

そういえば、、この学校はディ○ニーが運営しているんですか？
でも、学園長はディ○ニーなんて知らないっていうし、
あ、オリエ○タルランドの方がわかりやすいかな？？

まぁハートの女王の寮は、アリスが大好きな私にとってはたまらないですが。』

リドル「君は、さっきから何を言っているんだい？？」

『え？』

リドル「ディ○ニーなんて聞いたことない。
それに、不思議の国のアリス？
アリスといえば、ハートの女王を困らせた子供だろう？
頭の狂った連中ばかりの国を規則正しい法律で納めていたのが、我寮が誇るハートの女王だ。

その頭の狂った連中を君は好きだというのかい？？」

リドルの顔が険しくなってくる。

『え、っと、、(なんで？ハートの女王はヴィランズで悪者でしょ？)』

リドルの表情に怯えながら、後退りをすると
突然、ラッパの音が聞こえた。

白ウサギ「女王陛下のおなーりー！」

白ウサギは寮長をみて、そう言った。

リドル「女王陛下？」

『ハートの女王が登場する時、白ウサギは毎回、ラッパを鳴らしてお出迎えするんです。

寮長のことが、女王陛下に見えたんじゃないですか？』

リドル「ほう。それは素晴らしい。
しかし、先ほどの君の発言は見過ごせないね。」

トレイ「リドル。彼女はここにきたばかりで、住んでいた世界も俺たちと違う。
慣れるまで、猶予をくれないか？」

ケイト「そうそう！今日は楽しいパーティーなんだから、楽しもう。」

クローバー先輩とダイヤモンド先輩が天使に見える！！

リドル「はぁ。次はないよ。」

そういうと、また先ほどの様にお茶会が続けられた。