Fから始まる物語２

56話 ページ9

重「まさやん、拓也は何でうなだれてるん？」

ま「昨日、瑞輝ちゃんと飲みに行ったんやけどな、
盛り上がって飲みすぎて居酒屋で寝てもーたんよ。」

重「あーそれは、、」

拓「最悪や、最悪や、、女の子と飲み入って自分が先に潰れるなんて、、」

あ「なー拓也！何で俺誘ってくれんやったん？？
自分だけずるいでー！！！」

ま「あきら、今はやめとき。
それに来月、福岡行ったときに会えるやろ

拓也。はよ切り替えて作曲集中してや。」

あ「ぶー。」


拓「もう、飲みに行けない。合わす顔な「ピコン」

！？！？！」


拓也が急に立ち上がったため、後ろにいたあきらがよろけた。

あ「拓也！急に動かんといて！！」


拓「瑞輝から、瑞輝から、」

重「ああ、もう飲みに行きたくありませんって？」

拓「ちゃう。昨日の心配と、、、
楽しかったんでまた、語りましょうって、、」

ま「よかったな、瑞輝ちゃんがいい子で」

あ「次は俺も呼べー！」

重「でも来月は謝らな」



その後、山中の作業スピードは嘘のように上がり、
5曲も出来上がったとか。





そして翌月。

オーラルのツアーにやってきたF-CIRCUSは、
圧倒的なライブに魅了されて、気が付いたら皆汗だくになるほどライブを楽しんでいた。


やはり、オーラルは凄い。
私達も早くライブがしたい。
皆がそう思ったに違いない。


そして、それがすぐに現実になるとは知らず。

その夜はオーラルの皆と朝まで飲み明かした。



(拓「瑞輝ちゃん、この間はほんまにごめんな〜！」)
(『あぁ、今後他の人に拓也さんをお酒で潰したって言いふらしますね！』)
(拓「そ、それだけはやめてぇ〜〜」)

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