Fから始まる物語２

96話 ページ49

ミーティングのため、事務所に向かってると
目立つ金髪にオーバーサイズの洋服を着た小さめの男性が前から歩いてきていた。
なんが、GENさんに似てるなとぼーっとしていたら


GEN「瑞輝ちゃああああん！！！」


なんと本当にGENさんで、手を広げながらこっちに走ってきた。

抱きつかれないように、反射神経を生かし、
うまくかわした

『GENさん！お久しぶりです！』

GEN「すっごい華麗にすり抜けたね！？」

『ははは、つい(笑)』

GEN「ねぇ、拓也から聞いたんだけど
エフ対バンするんでしょ？
なんで俺たち呼んでくれなかったの？？
拓也がすっごい自慢してきたんだけど、、」

『すみません、、汗
今回、会場数少なくて、、
自分たちがもうちょっと出来るようになってから必ず依頼します！！』

GEN「まぁ最初はそんなもんだよね
いつでも待ってる！
ところで、君たちYONFESに出ない？」

『え！YONFESですか！！出たいです！』

GEN「俺たちもエフと一緒に何かやりたいからさ！
そういってくれてよかった！
今度、会議の時にメンバーに話してみるね！」

『ありがとうございます！
よろしくお願いします！』


バンドマンのと繋がりが増え、それに比例していろんなイベントに呼んでいただける。
私達も頑張らないと。




『対バンのセトリどうする？』

龍「今回のコンセプトは挑戦だよね？
先輩たちのお客さんをどれだけ引き込めるかが鍵だよね」

翼「技術もそうだけど、ただ弾くんじゃなくて
お客さんを盛り上げる演出も必要かな？」

晋「定番だけど、先輩たちと1曲交換して歌うとか？」

杏「自分たちでアレンジしてみるのもいいよね」

『それもいいよね。
私達はジャンルにとらわれない音楽をやりたいっていうバンドだし、良いかも
その代わり、アレンジと練習で連日徹夜だね(笑)』

晋「やってやりましょう！！」

龍「植木さん、この提案で大丈夫ですかね？」

植「面白いと思うぞ！やってみたらいい」

『じゃあ、各自連絡お願い！』


各バンドのボーカルと話し合い、お互い交換する曲を決め
アレンジ作業と練習に没頭した。

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