Fから始まる物語２

52話 ページ5

あれから、半月後にMV撮影をし、
真夏の撮影だったため、
皆クタクタだった。

ス「皆さん！スポーツドリンク
冷やしてあるので、
こまめに飲んでくださいね！」

『スタッフさんもね！！』

ありがとうございます！と言いながら
走って行ったスタッフさんも凄い汗だった。

翼「植木さーーーん」

植「お腹すいた。だろう？
今の時間に食べてていいぞ。
体力やられるからな。」

翼「違う。逆。気持ち悪い」

植「なっ！！！！！！！
冷やせ冷やせ！」

『翼、大丈夫？無理したらいけんよ？』

翼「うーーん。
つい、ギター弾きながら動きすぎたよ、、」

『皆も、水分と塩分とってね！』

植「そういう瑞輝は大丈夫か？
やっぱり衣装変えるか？」

『大丈夫ですよ。
スタッフさんに冷えピタ張ってもらってますし、
アイスノンも腰に入れてます』

今回のMV撮影の衣装が
真夏にも関わらず、薄手のジャケットを
羽織ってる。
確かに暑いが、対策もしてるし
大丈夫だろう。

皆、疲弊してるし私が弱音を吐けない。


『にしても、晋平は汗が似合うね
そして、みんなの中で一番疲れてない』

晋「？そうですかね？
でも汗かくのは好きですよ！
それに暑いのには慣れてます！」

『さすが元野球部、、』

龍「おい、瑞輝。
本当に大丈夫か？
なんか、青白いぞ？」

『え？？そうかな、、？
メイクさんに行って直してもらおう』

龍「いや、、、そうじゃ
ス「すみません！
また、スタンバイお願いします！」

はぁ〜〜」

『よし！皆！もうひと頑張り！』




灼熱の中、何とか撮影を終えた。

植「よし、後は夜になるまで撮影待機だから
みんな、睡眠なり何なりして
体力回復しててくれ！」

『はい。ありがとうございます。

翼、大丈夫？なんか食べれそう？』

翼「うん、、だいぶ良くなった。
でも食べる前に仮眠取ろうかな」

杏「私も」

『みんな、仮眠取ろう
その後にご飯食べよう』



横になった瞬間、
体中が熱くなっているのを自覚した。
それと同時にめまいが起きた。


うわっ。これやばい。
寝たら大丈夫か。

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