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82話 ページ35

拓也さんの退院日当日。


緊張しすぎて、昨日眠れなかった。
何でこんなに緊張しているのか私自身わかっていない。

昨日、あきらさんから、
パーティーは17時からだから
それまで二人で時間をつぶしててと連絡があった。

どうしよう、まっすぐ家に帰らない理由を考えないと、、
ぐるぐる考えていたら、病院までついてしまった。

緊張した心を落ち着かせるように、深く深呼吸をした。
(翼を連れてくればよかった、、)

今更、何考えたって仕方ない。
そう思い、病室のドアを開けた。
拓也さんのベットの場所はカーテンで仕切られていた。

『拓也さん、瑞輝です。
あきらさんに言われて退院の手伝いに来ました。
カーテン空けて、

(シャッ!!)

いいです、、ね?』

私の言葉を遮るように、拓也さんが勢いよくカーテンを開けて
凄く驚いた眼で私を見ていた。
そして、口がパクパクしている。

『もしかして、あきらさんから何も聞いていないです?』

拓也さんが勢いよく首を縦に振った。

『そうですか、、てっきり話していると思っていました。
その様子ですと、まだ声は出したらいけないんですね、、

わかりました。とりあえず、荷物まとめるの手伝いますね』

拓也さんは凄く焦りながら荷物をまとめていた。

拓也さんが焦ってくれたおかげで、
私の緊張は和らぎ、むしろテキパキと準備ができた。


『これで荷物は全部ですか?』

拓也さんがうんと首を振る。

『では、受付に行って退院の手続きをしてくるので
拓也さんはその間に着替えておいてください』

退院の手続きはそこまでかからず、すぐに済ませて病室に戻った。

『手続き終わりました。
では、行きましょうか!』

拓也さんは看護師さん達に挨拶をし、
私たちは病院を出た。

『拓也さんは普通に食事をしても大丈夫なんですか?』

拓也さんが親指を立てる

『では、退院してすぐで申し訳ないですが、
少し付き合ってもらってもいいです?』

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作品ジャンル:タレント
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みず(プロフ) - 無糖さん» ありがとうございます!!嬉しいです!更新頑張ります。 (2019年11月21日 13時) (レス) id: 491c56684a (このIDを非表示/違反報告)
無糖(プロフ) - 面白くてついついイッキ見しちゃいました!これからも更新楽しみにしてます、、! (2019年11月20日 22時) (レス) id: eafff6591e (このIDを非表示/違反報告)
みず(プロフ) - 。さん» すみません。確認不足でした。ご指摘ありがとうございます。 (2019年10月28日 20時) (レス) id: 4664cd757d (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグくらいちゃんと確認しましょーよ (2019年10月28日 20時) (レス) id: aa51b2520e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みず | 作成日時:2019年10月28日 10時

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