46話 ページ48
あれから、龍哉と楽曲を作り
春休み中には事務所にデータを送信できた。
植木さんは福岡で食べたもつ鍋が
忘れられないらしく、東京で似た味がないか
探し回ってるらしい(笑)
龍「瑞輝
来週の金曜日から東京行けるか?」
『うん、大丈夫だと思う
事務所??』
龍「そう、技術さん交えて
曲作っていくんやって
しばらくは俺らだけ行って、
レコーディングの時にみんな連れてくって感じ」
『おっけー。夜行バス予約しとく』
龍「よろしく〜」
『う〜〜〜ん!!!!
あー。体バキバキ。』
龍「まぁ、慣れるよ!節約節約。」
『下積みの始まりやね(笑)』
電車で移動し、事務所がある渋谷まで向かう。
ホームにつき、移動しようとしたところ
誰かに声をかけられた。
?「あれ?瑞輝ちゃんやない?」
『あ!お疲れ様です!』
龍「山中さん!お久しぶりです!」
拓「おー!ベースの龍哉くんやっけ?
そんなかしこまらんでも!
拓也でええで〜
今から事務所?」
『はい、そうです。
今日からミニアルバムを作ることになって』
拓「ほんまに?それは頑張らななぁ
俺も事務所に向かう途中やったから
一緒に行こうや」
龍「拓也さんもレコーディングかなんかですか?」
拓「今日は打ち合わせやな
来月から始まるツアーの」
『ツアーですか。福岡来ますか?』
拓「行くで!ツアーに組み込まれてる!」
『福岡公演行かせてもらってもいいですか?
先輩の公演生で見たいです!』
拓「ほんまに!?めっちゃ嬉しいわ〜
皆で来たらええやん!
マネージャーに言っとくわ!
でもなんで福岡なん?東京でもやってるで?」
龍「俺らまだ学生なんで、
福岡を拠点に活動するんです。」
拓「そっか、まだ学生やったな
グランプリを機にこっちに来るんかと思ったわ〜」
『アルバム作成中は私と龍哉だけ
毎週東京に来ます。
今日も夜行バスで到着しました』
拓「は〜!まぁ、下積みやな!」
龍「頑張ります!」
拓「おう、頑張れ頑張れ!
じゃあ、俺はこっちやから、
頑張ってなー!!」
『ありがとうございます!』
龍「拓也さんってお兄さん感溢れてるよな」
『うん、そう思う(笑)』
拓也さんともっと話してみたいな、、
私たちは送ったデモテープを元に
プロのアドバイスをもらいながら、
楽曲制作に励んだ。
私達だけでは出てこないアイデアを
沢山もらい、いい勉強になった。
24人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みず | 作成日時:2019年10月16日 15時