43話 ページ45
植「よし、では早速音楽の話をするね。
作詞作曲をしているのは龍哉くんだね?
作詞は瑞輝さんもするのかな?」
龍「はい、2人で作成しています。」
植「うんうん。バンドのロゴって決まってる?
もし、決まってないならこちらで作るけど」
杏「あ、ロゴは私が作ります!」
植「デザイン学科だったね?
それなら任せるよ。
後は、君たちライブの経験あるんだっけ?
小耳に挟んだのはユニソンのライブの前座だっけ?」
龍「はい、そうです。」
植「なるほど、それもあって投票数が多かったのか!
人脈も大切な武器だよ。
先輩のバンドには積極的に話しかけた方がいい」
晋「そういってくれてうれしいっす。
正直、セミファイナル、ファイナルの時は
他のバンドから色々言われましたから、、
あと、SNSのコメントも、、」
植「君たちに覚えててもらいたいのは
聞く言葉を選択すること。
誰もが、人のことを妬ましく思うし、
出る杭を打ちたくなる。今の、SNSは特にそうだ。
逆にファンが増えると褒められることが
当たり前になっていく。
でも、それを真に受けてもいけないし、
天狗になってもいけない。すごく難しいよね。
自分たちは間違ってないと思ったことは
実力で証明すればいい。
1000あるコメントを全部読んではいけない。
コメントに左右されたらいけない。
君たちの個性がなくなってしまうから。
くそって思うことがあったら、
ここでみんなでくそっ!この野郎!って
ストレス発散しよう(笑)」
植木さんの言葉は私たちの不安だった心を
優しく溶かしてくれた。
みんな笑顔になった。
ここを信じてみんなで頑張っていこう。
そう決意した。
「じゃあ、早速だけど
ミニアルバム作ろっか!!!」
龍「え?????」
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作者名:みず | 作成日時:2019年10月16日 15時