42話 ページ44
龍「着いたぞ。ここが事務所」
翌日、私達はMASHの事務所にやってきた。
龍「失礼します。」
植「おはようございます!
昨日はよく眠れた?」
『おはようございます。
はい、体調はみな万全です。』
植「いいね!
では、改めてグランプリ獲得おめでとう。
君たちは晴れてこのMASHに所属し、
音楽活動をこれからの人生でやっていくことになる。
僕たちは全力で君たちをサポートするが、
これから先、飛躍するかどうかは
君たちの頑張り次第でもある。
そこは念頭においてほしい。」
龍「はい」
植「君たちは全員が学生だったよね?
そして未成年もいたね」
龍「俺と、瑞輝、杏那は4月から大学3年
晋平が大学2年、翼は大学1年になります。」
植「君たちの考え的には大学は卒業したいよね?
確認のために聞いておきたい」
龍「はい。全員そのつもりですし、
それぞれの親とも大学は卒業する
という約束をしてます。
正直この業界はどうなるかわからないし、
親もそこは不安に思ってるみたいで」
植「そうだろうね。
親御さんがそう言う気持ちもわかるよ
では、その辺も考慮して活動しないといけないね」
『そのことなんですが、
私たちは福岡の大学に通っています。
卒業するまでは基本的に
福岡を離れることができません。
夏休みと春休みはこっちに滞在するのも可能です。
4年間。それでもいいのでしょうか。』
植「正直、ツアーがあると難しいかもしれない
学校に通いながらの活動は、体力的にも
きつい試練だと思うよ。
でも、さっきも言ったように僕は君たちを
サポートするのが仕事だ。
その辺は頼ってほしい。」
翼「この中で、一番最後に卒業するのは
私です。なるべく、早いうちに単位をとって
後半は活動しやすいように頑張ります。」
『メンバーのサポートは年長組が行います。』
植「わかった。近々、福岡に行って
君たちのご両親に挨拶に行こうと思うから
それだけ伝えてて。」
『わかりました。』
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作者名:みず | 作成日時:2019年10月16日 15時