検索窓
今日:13 hit、昨日:1 hit、合計:26,307 hit

39話 ページ41

晋平のドラムが
翼のギターが
龍哉のベースが
杏那のキーボードが
そして、私の歌声が届きますように
そう思い、歌い続けた。



演奏が終わった瞬間。
会場から大きな歓声を貰った。


「さきー!!!」「りゅうやー!!」
「F-CIRCUSいいぞー!!」
「つばさー!!」


驚いて言葉を失っていたが、
龍哉が観客に挨拶をしてくれて、
現実に引き戻された。



拓(ほんまに、この子達はなんなんや、、)
あ「凄い!凄い!やっぱり、グランプリや!」
ま「まだわからんで!他にもええ子らおるからな!」


ステージ横にはけ、皆それぞれに
大丈夫と励ましながら
結果を待った。





「最後のバンドが演奏を終えました。
今から、審査を行います。」


「今年はどうでしょうか。
グランプリと思うバンドはいましたか?」
「正直、今年は該当者なしかと思いましたが、
今日のステージで可能性を感じたこの子達ですかね。」
「私もこのバンドです。」
「自分はこっちですね。音に力強さがある」
「私はこれです。多数決でこのバンドでいいですか?」



「さて、審査結果が出たようです。

それでは発表します。
MASH FIGHT Vol.3 グランプリは


F-CIRCUSです!
おめでとうございます!!!」


自分達のバンド名が呼ばれたとき、
実感が湧かなかった。
後ろから翼が抱きつき、泣いていた
龍哉達も喜んでいた。

私は呆然と立ち尽くしたまま。
何が起こってるのか必死に頭で理解してた。


司会者から感想を述べられ
当たり障りのない事を言った。

観客から拍手を貰って、私達がグランプリを獲った
実感がようやく湧いてきた。


審査員長「あなた方の才能を
このMASHでより開花させていきましょう。
本当におめでとうございます。」

『ありがとうございます』




1年に及ぶ、オーディション選考が終わり。
メディアから取材を受け、
審査員の方々から総評を貰い、
控室に戻った。


龍哉が、MASHの人と今後のことについて
話している。
ああ、早くユニゾンさんに報告したい。


そう思っていると楽屋の外が騒がしくなった
翼とはてなを浮かべていると
関西弁が聞こえてきた

あ「ここにおるんちゃう?早く入ろーや!」
ま「まて!女の子がおるんやろ?
着替えてたらどーすんねん!」
拓「スタッフさんに確認せんと、、」

『あのー。ここは私達が使ってますが
何か、、

ってえっ!!!』


気になって扉を開けたら
そこにはTHE ORAL CIGARETTESがいた

40話→←38話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
24人がお気に入り
設定タグ:邦ロック , バンドマン , theoralcigarettes   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みず | 作成日時:2019年10月16日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。