Fから始まる物語 (ページ21)

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19話ページ21

客席に移動すると、
ステージ上にはユニゾンのメンバーが
既に準備していた。

翼「ほ、本物だ、、」

秀「もちろん！笑
生で見るのは初めて？」

翼「いえ、去年ライブに行きました！
今年はチケット取れなくて、、」

秀「それは申し訳ない笑
でも君は強運の持ち主だね。」

翼「はい！嬉しい限りです！」

そんな話をしていたらリハが始まった。

リハなのに演奏に吸い込まれた。
ふと、メンバーを見ていると
さっきの緊張した顔はそこになく、
真剣な表情でユニゾンさんの演奏を見ていた。

目で学ぼうとしているのだろう。

私も学ばなきゃ。

スタッフ「これでリハは終了でーす！
お疲れ様でした！」

店「どうだった、お前さん達。」

龍「リハはどのくらいの力配分で行うんですか？」

秀「基本的には６割。
本番前にバテてもいけないからね」

『歌も控えめだったのはそのためですか？』

秀「そうそう。特にボーカルはね
君がボーカル？」

『はい、そうです。』

秀「うん、そんな感じがした。
君の声は綺麗だから、その声で歌ったら人気が出そうだ」

翼「そうなんですよ！
お姉ちゃんの声は私の自慢です！！！」

『あんたが自慢してどうするのよ笑』

秀「姉妹でバンド？いいねぇ

さて、うちのメンバーの所に行こうか」

ついに、、ユニゾンさんと対面か、、
緊張するなぁ、、、、