1話 ページ3
「新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます」
4月 私は大学生になった。
入学式はやっぱりダルい。
「ねぇ、瑞輝なんのサークルに入る?」
高校からの友達が話かけてきた。
『サークルね、、』
「瑞輝は軽音サークル!って即答すると思ったけど、、違うの?」
『うーーん。軽音は興味あるけど、、ここの軽音って部員多いんだよね?
なんか、人間関係めんどくさそうだなって(笑)』
「あーー。確かに(笑)
私は何か運動できるサークルがいいなぁ」
『運動得意だもんね!いいサークル見つかるといいね!』
入学式が終わり、外に出てみると
案の定、多くのサークル部員が勧誘をしている。
「『うわぁ、これ避けて行けるかな?』」
今、声が重なったような、、?
後ろを振り向くと、背の高い男の子が立っていた。
向こうも驚いたみたいで、目を見開いていた。
「あ、、これ人がすごいですね(笑)」
『そうですね(笑) 特に話を聞きたいサークルはないので帰りたいなと、、』
「サークル、興味ないの?」
『あったけど、部員が多いって聞いたから、ちょっと、、』
「どのサークル?」
『軽音かな、、』
「え!俺も軽音行こうと思ってたんだ!一緒に行くだけ行ってみない?」
『うーーん(笑)』
えぇ、まじか、、あんまり気が乗らないけど。
ふと彼のカバンを見ると、ラババンでいっぱいだった。
『あ。ORANGERANGE』
「!!よくわかったね!!好きなの??」
『うん!その時のライブ行ったよ!
小学生の頃から聞いてる!』
「本当に!?この時のセトリやばかったよな!!
俺の周り、今でも聞いてる奴いなくて、、
いつも1人で参戦してる」
『それは、つらい、、
私は幼馴染と妹と一緒に行ってるよ
じゃあさ、この機会に友達にならない?
私は浅宮瑞輝。よろしく』
「え!嬉しい!!ありがとう!!俺は小野龍哉。
他にも好きなバンドある??
よかったらこの後、お昼食べに行こうよ」
大学で初めて友達ができた。
好きなバンドで話が盛り上がり、一気に仲良くなった。
話に盛り上がりすぎて、
サークルの見学に行くのを忘れてたのは言うまでもない、、、
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作者名:みず | 作成日時:2019年10月16日 15時