Fから始まる物語 (ページ15)

今日:14 hit、昨日:1 hit、合計:26,308 hit

13話ページ15

晋「では、明日も練習きますね！
楽譜いただきます！」

翼「晋平氏。ドラムかっこよかったぞ！！！」

晋「翼氏。ありがたき幸せ、、、！！」

龍「なんで武士口調なん、、？？」

杏「やっぱり似てるね～

ところで瑞輝大丈夫？？
さっきからだんまりやけど～？？」

『あぁ、大丈夫だよ
いや、さっきのみんなのセッションに圧倒されてさ、、

なんか凄いことがこれから起きそうだなって』

龍「、、、」

晋「瑞輝さんの歌声も
ちょーーかっこよかったですよ！
こんなかっこいいバンドに
誘ってもらえて感激です！！
では、電車の時間があるんでお先に失礼します！」

杏「運動部は礼儀正しいね～
じゃあ私も帰るね～ばいば～い～」

翼「あ！！！ニコのCD予約してるんやった！
瑞輝ちゃん改札口で待ってて！！」

『わかった～。気を付けてね』

龍「なぁ瑞輝」

『ん？？』

龍「さっき、凄いことが起こりそうって言ったよな」

『うん、言ったけど、、』

龍「俺もそう思った。それと同時に怖くなった。
上手く行きすぎてるし、
この先ずっといい曲が書けるかどうか、、」

『それ、今不安になってもしょうがないよ
今、不安じゃなくても、何かをきっかけに
また、不安が襲ってくる

私だってそうだよ。
さっきのセッションに歌もギターも入れなかった
いつ、歌えなくなるかもわからない

でもさ、そのために仲間がいると思う。
龍哉が曲作れなくなったら、
私がサポートする。

だからさ、私が歌えなくなったら
サポートしてよ。』

龍「そうだな。なんかちょっと安心した。
とにかく、今は前に向かってがむしゃらに」

『うん。頑張ろう』

翼「おまたせ～！！！帰ろう！！
瑞輝ちゃんの欲しがってた
ウィークエンドのアルバム
販売されてたからついでに買ってきたよ！」

『でかした』

龍「え、瑞輝ウィークエンド聞くの？」

『そうそうR&B系の曲も好きなんだー』

こんな他愛もない話をしながら、
私たちはそれぞれの家路に着いた。

これから待つ、私たちの未来に
どんなことが起こるのか。

期待に胸を膨らませながら、、、