#24 ページ24
部屋に入るまでが大変だった。
もはや喋る状態じゃないAのかばんから家の鍵を探したり、Aをベットまで運んだりとバタバタしてなんとか俺たちは部屋に入れた。
「ふぅっ…」
「おつかれー、晴矢」
俺はリビングに置いてあるソファーに遠慮なく座る。
…マジ疲れた。
エレベーター乗ってるあたりからAは意識失せてたから、すっごく重かった。
(絶対に本人の前では言わねぇけど)
「私、とりあえずAの服着替えさせてきちゃう」
ほのかはそう言ってひとんちのタンスを開けてごそごそ服を取る。
俺はそれを見て言った。
「お前何回もここに来てんの？」
「季節の変わり目によくあの子風邪引くの。一応お父さんと二人暮らしらしんだけど、今そのお父さん地方に単身赴任中らしくていないんだって。だからたまにごはんとか作りにいってるんだ」
「へぇー。親父がいんのか…」
親が単身赴任で家にいない。
だから「実質」一人暮らしなのな。
ほのかの口ぶりじゃこの家にも泊まったことあるみたいだし、まあ別に変ではねぇな。
ほのかは続けてまた言った。
「Aのごはん作るついでに晴矢の分も作ってあげる。ちょっと待っててよ」
「いや、いらん。もう帰る」
「そう言わないでさ。意外にAの看病大変なんだから」
「？…まあ、そこまで言うなら食わんでもないけどよ」
俺がそう言うとほのかは満足そうな顔で奥のAの部屋に入っていった。
「看病って…あいつ寝てるからそんな関係なくね？」
看病もしたことのない俺だったからそう思った。
まあたしかに一般的にゃ、ご飯作ったり汗拭いてやったり熱計ったりするわけだけど…
だけどほのかのそう言った意味を後で俺は存分に味わうことになる。
ーーー
まだたぶん更新します。たぶん。
ついでにお星様の一番右端を押していただけると…ハイテンションになります。←
よろしくお願いします！
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鮫(w.d)(プロフ) - まててさん» こんにちは。コメントありがとうございます。こうして面白いとコメントいただけてなによりも嬉しいです。テンションが上がります。更新は遅いですが、これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします。あとコメ返遅くなってしまってすみません！ (2017年10月11日 20時) (
レス) id: 774d622fc1 (このIDを非表示/違反報告)
隼風朱雀(プロフ) - 鮫(w.d)さん» はい、気長に楽しみにしてますね！お友達の件、ぜひとも宜しくお願い致します！！嬉しいですー！！！ (2017年10月11日 20時) (レス) id: 1992c75747 (このIDを非表示/違反報告)
鮫(w.d)(プロフ) - カインさん» コメントありがとうございます。あと返信遅れてしまってすみません。面白いと言ってもらえてめちゃくちゃ嬉しいです。ゆっくり更新ですがこれからもよろしくお願いします！ (2017年10月11日 20時) (レス) id: 774d622fc1 (このIDを非表示/違反報告)
鮫(w.d)(プロフ) - なぎさん» 返信遅れてしまってすみません。できるだけぽんぽん更新できるようにしたいんですが忙しくて。笑でもコメントありがとうございました。ゆっくりですがこれからもよろしくお願いします。 (2017年10月11日 20時) (レス) id: 774d622fc1 (このIDを非表示/違反報告)
鮫(w.d)(プロフ) - 森嶋朱雀さん» いつもコメントありがとうございます！ごめんなさい、返信が遅れてしまって。 わりとゆっくりじっくり進めていこうかなって思うのでよろしくお願いします。あと、別の場所でもコメありがとうございました。お友だちのやつ是非お願いしたいのですがまだ間に合いますか？ (2017年10月11日 20時) (レス) id: 774d622fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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