切羽詰まって必死に考える程、良い考えって降りて来ない ページ28
残る３人(夜久さん、海さん、福永)は、中々に強敵だった。
最初に夜久さんを見付けたのだけど、目が合った途端物凄いスピードで走って行ってしまった。
仕方無く、他２人も探しつつ夜久さんが行った方向を見回ったものの、誰も居ない。
こうなったらもう協力を頼もうと、１回音駒の部屋に戻る。
するとそこには、捕まえた６人に加え、海さんも居たのだ。
曰く、私が研磨をタッチして少ししてから、ベランダから教室に入って来たらしい。
これぞ灯台下暗しか、と思った。
その後、海さんもタッチさせてもらい、捕まえた全員に協力してもらって２人を探しに行った。
暫くして夜久さんを再び発見、今度は犬岡が追って行って、捕まえてくれた。
「あー、捕まったかー・・・。ちなみに俺何番目？」
「７番目ですよ。罰ゲームやるのはお兄ちゃんです」
「マジで！？つまんないのやったらもう一周させっからな〜」
「ひでぇ・・・」
お兄ちゃんをイジリだした夜久さんに苦笑いしていると、その奥に、赤いジャージを着た人影が見えた気がした。
遠いから、ハッキリと姿を見る事は出来ないけれど。
捕まった人は今、全員ここに居る。て事はつまり、あの人は_______
「居た！！福永！」
思わずビシッと指差して、お兄ちゃんを見上げる。
「・・・よし、犬岡、行って来い！」
お兄ちゃんはそう言って、逃げて行く福永を犬岡に丸投げした。
すぐに捕まえて来てくれて、お兄ちゃんよりよっぽど頼りになる。
「福永、どこ居たの？全然見付けられなかったんだけど」
「・・・３組の隣の教室の、教卓の下」
「え、ウソ。私そこ探したよ？」
「福永はあんま喋んないし、物音もあんま立てないもんな」
唖然としていると、頼りにならないお兄ちゃんが笑って話に入ってくる。
「お兄ちゃんは罰ゲームどうするかを考えなよ」
私がそう言うと、お兄ちゃんは思い出した様に頭を抱えて、「あー、どうしよ」と呟いた。
いつもおちゃらけてる人程怒ると怖い→←教室って意外と隠れられる所少ない
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水無月のぞみ - 悪女滅べ！ (11月14日 9時) (
レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
LOTTE チョコレート - この小説の夜久さんがなんか好きです。ギャグ？みたいなのがたくさんあって面白いです！更新応援しています‼️ (2022年12月22日 8時) (レス) @page35 id: 1c719ec638 (このIDを非表示/違反報告)
kanade(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2019年4月17日 6時) (レス) id: 023ad1d1e4 (このIDを非表示/違反報告)
はねり。 - とても面白かったです！続きがとても気になります。更新されることを待っています。頑張って下さい！ (2019年4月2日 11時) (レス) id: a1c81d5f46 (このIDを非表示/違反報告)
アイ。(プロフ) - めっちゃ面白くて、気付いたら一気読みしてました(笑)キャラも凄く良いです！特に国見に殺されそう((更新楽しみにしてます！ (2019年3月29日 12時) (レス) id: b23522634a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2018年12月8日 22時
