部活見学とマネージャー ページ9
放課後。
時間の流れが速いのは気にしないでほしい。
今日から、部活見学が始まる。
帰宅部にするか迷ったけど、折角だしと言う事で、男子バレー部に入る事にした。
中学の時も男バレでマネージャーやってたしね。
て事で私は、男子バレー部が活動している体育館に来ている。
重い扉を開けて入ると、そこには既に何人かの1年生と、2・3年生が沢山居た。
無駄に注目されるのは好きじゃないから、気配を消してコッソリ1年生に紛れる。
隣の人に、コイツいつから居たんだみたいな顔をされたけど、気にしない。
暫くして、主将らしきヤバイ髪型の人が、1年生に話し始める。
「男子バレー部の見学に来てくれてありがとうねー。俺は主将の黒尾鉄朗です。今日は取り敢えず、壁の近くに座って練習を見てて下さい。流れ玉には気を付けて。あ、マネ希望の子が居たら、その子はコッチ来て下さい。じゃあ移動してー」
私はマネやりたいから、黒尾先輩の所に行けば良いのか。
「あ、君マネ希望?ありがとう。他の部活と迷ってたりする?」
「いえ。この部に入るつもりです」
「マジで!?ありがと!じゃあ早速だけど、仕事頼んで良いかな。ウチマネージャー居ないから」
「分かりました。先に自己紹介とかした方が良いですかね」
「あー、そうだな。おーい、お前等!集合!」
「「「「「ウス!!」」」」」
わお、元気。
「この子、マネ希望の子。今日から手伝ってもらうから、先に自己紹介な」
「1年3組の、和帝Aです。よろしくお願いします」
「「「「「シャアス!」」」」」
ひとまず成功かな、と思っていると。
「や、やっと・・・!俺等に、マネージャー・・・!」
うわ、何だあの人。スッゴイ泣いてる。
「こら山本、泣くな暑苦しい。和帝さん引いてるだろ」
ああ、あの人山本先輩って言うのか。
にしても注意した人手厳しいな。
そう思っていたら、隣で黒尾先輩が、「うわ、やっくん厳しい」と言っていた。
やっくん?あだ名かな。
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一般人 - うるさいだけで文句つけに行くのは考えにくいかな。せめて、自分の席の周りで騒がれてたとか、誰かが困ってたから助けたとかならまだしも、うるさいからだけの理由はちょっと無理やりすぎる気がします。あくまで個人的に感じただけなので、あまり気にしないでください。 (2019年3月30日 0時) (レス) id: 363d66e5a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2018年8月20日 23時