テストとお菓子作り ページ50
もうすぐ5月の半ば。
するとやって来るのは、そう・・・中間テスト。
その日の部活では、皆いつもよりテンションが低かった。
1番初めに監督に、「明日からテスト期間に入るので、暫く部活が無くなる」と言われたからだと言う事は、簡単に想像が出来た。
一方の私は、さっきから気分が軽い。
何故って、部活が無くなって時間が出来れば、趣味のお菓子作りが出来るから。
高校に入って忙しくなって、暫く中断していたけど、久し振りに出来るんだ。
そう考えると、自然と仕事も上手くいった。
その日の帰りは、途中でスーパーに寄らせて貰った。
好物のガトーショコラを作る為の、材料を買う為だ。
「Aちゃん、お菓子作り得意なんだ?」
「得意って言うか、趣味ですね。中学の時は週3くらいでやってたんですけど、最近時間が無くて出来なくって」
「テスト期間なのに、余裕だな」
「私頭良いですもん」
「そういや首席だったもんな」
「よく覚えてますね」
黒尾先輩と話しながら、カゴに次々と材料を入れていく。
レジに持って行く時にカゴをさり気なく持ってくれて、おお、と思った。
なんかカルマみたい。
アイツを買い物に連れ出す時は、いつも荷物を持ってくれてた。
まあ、その時買った材料で作るお菓子は、カルマにもあげてたからって言うのもあるんだろうけど。
いつも通り家の前まで送って貰っていると、丁度帰って来た京治と鉢合わせた。
私の隣の家が京治んちだと知って、「幼馴染って赤葦か!」と2・3年生は驚いていた。
*********
昨日見てみたらhit数が文字通り桁外れになっててビックリしました。
どうもありがとうございます!
part2もよろしくお願いします!
462人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
一般人 - うるさいだけで文句つけに行くのは考えにくいかな。せめて、自分の席の周りで騒がれてたとか、誰かが困ってたから助けたとかならまだしも、うるさいからだけの理由はちょっと無理やりすぎる気がします。あくまで個人的に感じただけなので、あまり気にしないでください。 (2019年3月30日 0時) (レス) id: 363d66e5a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2018年8月20日 23時