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勝手と幼馴染 ページ48

「お邪魔しまーす!」




勝手知ったる幼馴染の家。


インターホンを鳴らさずにドアを開けて、返事を待たずに足を踏み入れる。




「あら、Aちゃん、いらっしゃい。あの子まだ部活から帰って来てないの」


「こんにちは。じゃあ、待ってますね」




おばさんに挨拶をして、2階のアイツの部屋に入る。


当然その部屋の持ち主は居ないけど、勝手に本棚を漁って漫画を取り出した。




コレを読んで時間潰そっかな。


スマホゲームやっても良いけど、コレ前から読んでみたかったし。








「ただいま」




下から聞き慣れた声がするけど、気にせずに漫画を読む。


こちらに向かってくる足音が聞こえて、ドアが開いた。




「お帰り〜」


「・・・いつから居たの?」


「この漫画の山見て察して」




隣に積まれた漫画を指差して言うと、呆れた様な顔をされた。




「一応言っとくけど、ココ俺んちだからね」


「知ってる。今更過ぎない?」


「・・・何しに来たの?」


「京治に、梟谷のバレー部について聞きたくて」


「ああ、音駒のマネージャーになったんだっけ?」


「うん。今度合同練習あるんでしょ?」


「・・・え?そうなの?」


「え?知らないの?」


「・・・木兎さんめ」




主将さんの名前を呟いたと思ったら、スマホを取り出して誰かに電話をかける。


大方、お説教した後チームの人に連絡するんだろう。




私はそう思って、ベッドに寝転がってまた漫画を読み始めた。

主将と副主将→←握手とサヨナラ



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一般人 - うるさいだけで文句つけに行くのは考えにくいかな。せめて、自分の席の周りで騒がれてたとか、誰かが困ってたから助けたとかならまだしも、うるさいからだけの理由はちょっと無理やりすぎる気がします。あくまで個人的に感じただけなので、あまり気にしないでください。 (2019年3月30日 0時) (レス) id: 363d66e5a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2018年8月20日 23時

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