入学式と嗤い ページ5
うるさい女子達を成敗して満足してたけど、なんかスッゴイ注目されてる。
そりゃそうか、あんだけ盛大に啖呵切ってたら。
見回してみて1番に目が合ったのは、ハーフっぽい長身の男子。
いくら性格が悪いとは言え何もしてない人に暴言を吐く趣味は無いので、ニッコリと笑っておいた。
それを見たさっきの女子が何かヒソヒソ言ってるけど、言いたい人には言わせておけば良い。
E組のシステムで鍛えられたスルースキルは、半端じゃ無いから。
スマホを弄っていると、教師が入ってきた。
若い感じの男の先生で、内心ホッとする。
年取ってる教師だと、授業態度とかうるさかったりするからね。
教師の自己紹介をして、入学式を行う体育館に移動する。
公立だから椚ヶ丘よりは古そうだけど、意外と広かった。
クラスごとに出席番号順に並ぶので、私は3列目の1番後ろ。
一人一人名前を呼ばれて立つ時以外は、基本座っている。
校長や来賓の長〜いお話を右から左へ聞き流し、睡魔と戦いながら入学式を終えた。
クラスに戻って教師の話を聞いて、それで今日はもう終わり。
やっと帰れる、とウキウキしながら廊下に出ようとしたら。
「調子乗ってんなよ」
「男子に媚び売んなし」
うわ、コイツらしつこいな〜。
取り敢えず、見下した感じで嗤っておいた。
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一般人 - うるさいだけで文句つけに行くのは考えにくいかな。せめて、自分の席の周りで騒がれてたとか、誰かが困ってたから助けたとかならまだしも、うるさいからだけの理由はちょっと無理やりすぎる気がします。あくまで個人的に感じただけなので、あまり気にしないでください。 (2019年3月30日 0時) (レス) id: 363d66e5a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2018年8月20日 23時