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陽斗と親友 ページ20

「あれ、ミカ?」


「え、陽斗?」




なんて偶然だ。


先輩達に送ってもらってたら、ばったり陽斗に会った。




部活が終わったところなんだろう、ジャージ姿で大きなバッグを持っていた。




「久しぶり〜、やっぱりサッカー部?」


「おう」


「相変わらずイケメンだね、まだタラシやってるの?」


「うるせーよ。中学程じゃねぇっつうの」


「ふ〜ん?やってるにはやってるんだ。ひなたちゃんに言っちゃおうかな〜。それか悠馬に訊く?」


「アイツ等関係ねーだろ」




意地悪く笑いながら話していたら、陽斗はウンザリした様な顔をする。


ふと周りを見て、私の後ろに居る先輩達に気付いたようだった。




「どーも」




らしく無い素っ気ない挨拶をして、軽くお辞儀をしていた。




「じゃーな、ミカ。帰ったらラインするわ」


「うん、久しぶりにね」




バイバイ、と手を振って、陽斗とは別れた。








「和帝、あれ誰だ?」




待たせてしまっていた夜久先輩に訊かれる。




「中学のクラスメイトです」


「仲良いんだな」


「まあ、はい」




最近元E組に会えてなかったから、嬉しかったな。




「Aちゃんって、『ミカ』って呼ばれてるんだな」


「はい。中1中2で一緒だった親友が、私の事をミカって呼んでて、それが広まった感じですね」


「へ〜」




親友って言うのは、勿論カルマ。


最初は『和帝ちゃん』って呼ばれてたんだけど、長いからだんだん面倒臭くなったみたいで、省略されてってたんだよね。

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一般人 - うるさいだけで文句つけに行くのは考えにくいかな。せめて、自分の席の周りで騒がれてたとか、誰かが困ってたから助けたとかならまだしも、うるさいからだけの理由はちょっと無理やりすぎる気がします。あくまで個人的に感じただけなので、あまり気にしないでください。 (2019年3月30日 0時) (レス) id: 363d66e5a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2018年8月20日 23時

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