松川先輩と国見君 ページ39
結局引き分けだった。
全6セットやって、3−3。
うー、悔しい。
「あ〜、悔しい!!」
「クソ川うるせぇ!」
「痛い!!」
徹と一兄の言い合いを聞きながら片付けをしていると、青城の人が話しかけてきた。
「和帝さん、だっけ?及川の従妹って本当?」
「はい。えっと、貴方は・・・?」
「ああ、俺、3年の松川一静。よろしくな」
「はい、よろしくお願いします」
「大変だろー、アイツの従妹なんて」
「はい、うるさいです。でもまあ、徹と従兄妹なお陰で一兄に会えたんで、まあ・・・」
「岩泉とも知り合いなんだ?」
「小さい頃徹の家に行った時に会って、それで」
「へえ〜」
片付けをしながらそんな話しをしていると、眠そうな顔の子が近付いてくる。
確か、国見君だっけ。
「名前何?」
「おい国見、第一声がそれか」
「はは、君面白いね。私、和帝A。よろしくね」
「1年?」
「うん、そうだけど・・・先輩の可能性もあるのに、初っ端からタメ口って、勇者だね」
「ありがとう」
「褒めてないだろ」
「良いんですよ、ポジティブで」
「お前無表情だから、本気なのかふざけてんのか分からねぇんだよ」
「そうですか。和帝、塩キャラメル要る?」
「あ、いいの?ありがとう」
美味しい。
「俺の好物」
「良かったの?貰っちゃって」
「良くなかったら聞かなくない?」
「言うねぇ、気に入った」
「ありがとう」
変なところで気が合って、ラインと電話番号交換しといた。
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一般人 - うるさいだけで文句つけに行くのは考えにくいかな。せめて、自分の席の周りで騒がれてたとか、誰かが困ってたから助けたとかならまだしも、うるさいからだけの理由はちょっと無理やりすぎる気がします。あくまで個人的に感じただけなので、あまり気にしないでください。 (2019年3月30日 0時) (レス) id: 363d66e5a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2018年8月20日 23時