検索窓
今日:24 hit、昨日:39 hit、合計:654,591 hit

不良と雑魚 ページ16

Asaid




「ああ!?」




ウッゼェ・・・。




只今私、不良に絡まれております。


何故こんな事になったかと言うと、数分前に遡る。




▷▷




部活体験が始まってから、1週間が経った。


そろそろ仮入部期間が始まる。




もともとコミュ力は高い方なので、結構先輩とも仲良くなれた。




遅くなるからと、先輩達が私の事を送ってくれるのも日常になってきた頃。




「おいお前、和帝Aだろ」




そう言って話しかけてきたのが、上記の不良だ。




「この前は、よくも俺のダチボコッてくれたなぁ」




ソイツの後ろに立っているのは、見覚えの全く無い弱そうな男。


え、マジで誰?




覚えてない事を色々言われるのも嫌なので、




「いや、覚えてないんですけど。てかどいて下さい。邪魔」




と、当たり障りのありすぎる返しをしたところ。




「ああ!?」




見事に怒らせてしまったのだ。




▷▷




「和帝、お前何言ってんだよ!?」




不良になど絡まれた経験が無いんだろう、夜久先輩が焦って私を止めようとする。


でもごめんなさい、私言われっぱなしは嫌なんですよねぇ。




「だ〜か〜ら〜、私はあんた達の事覚えてないって言ってんの。それだけでキレるとか、何、単細胞過ぎない?」


「何だとテメェ!?」


「『単細胞』って言ったの〜、聞こえなかった?え、耳悪いの?」




軽く挑発すると、面白いくらい顔を赤くして怒ってしまった。


ほら、やっぱり単細胞。




「え、ここで黙っちゃうの?・・・あ、図星だからか。マジで耳悪かったの?それとも単細胞の方が図星?自覚してんなら良かった、それで自覚なしとかこの先の人生ヤバイって」




すると、益々赤くなる。




「ウルセェ!!」




単細胞だから堪えられなかったんだろう、遂にソイツは私を殴ろうとしてきた。



先輩達が私を庇おうとするよりも速く、私は動く。




「隙ありすぎ」




そう言いながら、私は不良の脇腹に蹴りを入れる。


それによって脇腹を抑えて蹲ったソイツに、トドメの踵落とし。




で、完全KO。うわチョロ。




本当はクラップスタナーやっても良かったんだけど、怒りで意識の波長が乱れてたから出来なかった。




「何、あんたもやる?」




私がボコッたと言う、後ろに居た男にそう言えば、「ヒイ!」と言って逃げていった。


雑魚かよ。




・・・あ、先輩達の事忘れてた。

イメージとやっぱり→←電話とE組



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (129 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
462人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

一般人 - うるさいだけで文句つけに行くのは考えにくいかな。せめて、自分の席の周りで騒がれてたとか、誰かが困ってたから助けたとかならまだしも、うるさいからだけの理由はちょっと無理やりすぎる気がします。あくまで個人的に感じただけなので、あまり気にしないでください。 (2019年3月30日 0時) (レス) id: 363d66e5a4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2018年8月20日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。