烏野と及川家 ページ15
「和帝！夏休みは烏野も来るって本当か！？」
「リエーフうるさい。てかどっから聞いたの」
「黒尾さん！」
「あ〜・・・」
何故か漏れている話を聞きつけたリエーフが、ワクワクした様な様子で大声を出す。
それを聞いた他校の人は、「烏野って何処だ？」と、ザワザワしていた。
「めっちゃ良い試合出来るから、スタメン入り頑張んな」
「おう！」
５日後、金曜日。
部活は休んで、新幹線に乗り、私は宮城に来ていた。
そこはもうすっかり夜で、空には既に月が浮かんでいる。
まだ僅かに三日月の形を留めているそれを眺めていると、名前を呼ばれた。
「徹、別に迎えに来なくて良いって言ったのに」
「女の子１人で、夜道を歩かせるワケ無いでしょ」
宮城に居る間は、徹の家にお邪魔する事になっている。
「はい！着いた！」
「何そのハイテンション。元気で良いね」
「今A褒めた！？」
「うん、そう思ってれば」
淡々と返して、「お邪魔しま〜す」と言いながらドアを開ける。
リビングから叔母さんが出てきて、突然抱きしめてきたのにはビビった。
「Aちゃん！久しぶり〜！」
「うん、叔母さん、久しぶり」
「ずっと会いたかったのよ。我が息子ながら、今回は良い働きをしてくれたわね」
叔母さんは私に甘い。と言うか女子に甘い。
及川家は子供が２人居るが、どちらも男子だからだ。
徹の性格だとお姉さんかと思われがちだが、れっきとしたお兄さん。
徹との年は随分離れていて、何年か前に、息子が産まれたと聞いた。
つまり徹は叔父さんになったと言う事だ。
「ささ、こっち来て。部屋に案内するから」
徹がすっかり空気になっているが、これもいつもの事。
あてがわれたのは、２階の１番奥の部屋。
正直、ここに泊まるたびこの部屋を使っているので、案内など要らないのだが、少しでも多く私と話したいのだろう。
「困った事があったら私を呼んでね」
そう言って、叔母さんはリビングへと戻っていった。
・・・うん、やっぱり徹のお母さんだ。
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ゆず(プロフ) - アカリさん» ありがとうございます！出来たら、「マネちゃんは暗殺者」にお知らせとして載せますね。 (2018年11月12日 15時) (
レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - ゆずさん» 判りました！出来たら教えて下さい。更新頑張って下さい (2018年11月12日 11時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - アカリさん» 了解です、作ってみます！ただ、掛け持ちがいくつかあるので、遅くなってしまうかも・・・。 (2018年11月11日 23時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - ゆずさん» トリップでお願いします！其れで渚が偶々入ったデパートでテロが起こって渚一人で撃退して…みたいな？ (2018年11月11日 13時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 茉莉愛さん» やってみます！ (2018年11月11日 12時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2018年10月12日 21時
