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灰羽と勉強 ページ2

月曜日。


いつもの様にギリギリに登校。




出席を取ってホームルームをやったら、すぐ1時間目。


古典だったので爆睡する。




2時間目は数学。


得意だけど担当教師怖いからな・・・と寝るか寝まいか考えていると、大きい影が私の机に差した。




「和帝さん、勉強得意だよな!」




見上げると、居たのは部活も同じだけどあまり話さない、灰羽。


何故か悲痛な表情を浮かべていた。




「うん、得意だけど・・・どうしたの?」




何となく想像は付くけど、出来ればハズレであって欲しい。




「勉強教えて欲しい!です!」


「・・・」




けれど灰羽が言った内容は、私が予想していたものと全く一緒だった。




「・・・それって、中間テストの勉強だよね?」


「うん!」


「ちなみに、この前の数学の小テスト何点?」




50点満点だし、そんなに難しくない筈だけど・・・。




「13点!」


「アンタそんな馬鹿だったの!?」




思わず叫ぶ。


だって13点って事は、100点満点だとしても26点しか獲れないって事でしょ?




「そう。だからさ、教えて!」


「一応聞くけど、何で?」


「今度の中間テストで赤点奪ったら、合宿途中から参加する事になるんだって。そんなのヤだろ!?」


「え、待って、私それ初耳」


「そうなの?黒尾さんからメール来てたけど」




慌ててメールを開くと、確かにそんな内容のメールが来ていた。




「で、教えてくれる!?」




どうしよう。


でもまあ、いっか。




手に負えなくなったら、最悪カルマにビデオ通話で教えて貰えば良いし。




「うん、分かった」


「やった!ありがとう!」




灰羽がガッツポーズした途端、予鈴が鳴った。

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ゆず(プロフ) - アカリさん» ありがとうございます!出来たら、「マネちゃんは暗殺者」にお知らせとして載せますね。 (2018年11月12日 15時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - ゆずさん» 判りました!出来たら教えて下さい。更新頑張って下さい (2018年11月12日 11時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - アカリさん» 了解です、作ってみます!ただ、掛け持ちがいくつかあるので、遅くなってしまうかも・・・。 (2018年11月11日 23時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - ゆずさん» トリップでお願いします!其れで渚が偶々入ったデパートでテロが起こって渚一人で撃退して…みたいな? (2018年11月11日 13時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 茉莉愛さん» やってみます! (2018年11月11日 12時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず | 作成日時:2018年10月12日 21時

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