青春ポニーテール！！！！！【ダイヤのA】

145．帝東戦に向けて ページ6

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本大会一試合目の相手は帝東高校。


練習試合は何度かやってるみたいだけど

東地区のチームのため、詳しくは知らない。




甲子園出場は春夏合わせて21回。

そのうちの2回は全国制覇している。


礼ちゃん曰く、


常勝軍団と呼ばれるくらいにまでなった甲子園の顔だとか。



強肩強打の捕手で主将の乾、

1年生の左サイドスローの投手向井。



この夏の甲子園ベスト16進出の立役者。





左サイドスローか、あんま聞いたことないな。






御幸から聞いたんだけど、沢村が突然サイドスローに転向するとか言い出したらしい。

まあそれは監督に玉砕されてたけど。





どうにかして沢村はチームのためになりたいと考えてるみたいだけど、

それと裏手に回るのは違うからなぁ。







沢村のことは気になったけど、


自分の極めようとしたことを最後まで貫く様な子だし、

躓きながらでも1歩ずつ確実に進んでいく子だし大丈夫だろう。





沢村「ﾎﾜ〜」

御幸「顔顔！！！」

A「…マウンドでもあの顔する気かな」







あのだらしない顔はやめてほしいけど。







本戦に向けてみんな遅くまで練習していた。


先輩たちもすごかったけど、


A「(すごいなぁ…)」



負けてない。


同い年の男子がこんなにひたむきに遅くまで練習している。



A「(かっこいいに決まってるじゃんね。)」



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そして10月1日。雨が降っていた。


試合前日、練習を終えて私たちマネージャーも含めて

屋内練習場に集まった。




片岡「明日も雨の予報だが、こればかりは当日になってみないとわからん。

今日は早めに休むように。」




「「「はい！！！」」」


沢村「ボス！私晴れ男を自負しております！！」


片岡「……そうか。」









A「私も晴れ女なんだけどな…

てるてる坊主作ってから寝よ。」



幸子「たまに知能下がるよね、あんた(苦笑)」









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