青春ポニーテール！！！！！【ダイヤのA】

161．ナベと御幸 ページ22

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グラウンドに入る階段に御幸とナベの姿を見つけた。


珍しいコンビだな。

いや、別に珍しい訳でもないか。

同い年だし。






御幸「あ、ごめん。帰らなきゃだな。」




私が声をかける少し前に御幸がこちらに気づいた。


御幸は私を送ろうと階段を登ってくる。





でもナベの顔は納得していない。


拳を握りしめている。

下唇を噛んでいる。


ナベはまだ御幸に言いたいことがあるのだろう。


えっ、大切な話してる…？




めっちゃタイミング悪かった…？






A「うん。帰るけど」





"まだ大丈夫だよ、ナベの話しっかり聞いてあげて。"







この言葉は階段を登りきった御幸の


御幸「帰ろ。」


の言葉に遮られた。



A「あ、うん。

じゃあナベ、お疲れ。」



渡辺「うん、お疲れ…」





．







帰り道。


いつもより口数が少ない。



多分ナベと何か話してて、そのことを考えているんだろう。



私が邪魔しちゃったわけだし。






A「よかったの？話切り上げちゃって。」





御幸「んー…まぁ、多分。」





A「…また今度ちゃんと聞いてあげなよ。」






御幸「うん。

はぁーーーやっぱ俺こういうの慣れねえわ！

A〜キャプテン代わんない？」





A「まだ言ってんの？

代わりません。」






．







A「なんかしんどいことあった？」




御幸「え？」




A「『キャプテン代わらない？』って今週だけで2回くらい聞いた気がして。」




御幸「…大丈夫だよ。

監督にド叱られたあの時はマジで代わってもらいたかったけど。」




A「そっか。

また何かあったら公園とかでよければ話聞くからね。」



御幸「…ああ。」






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原作の中の時計見ると沢村くんは夜中の1時とかまで自主練してるんですね…

きっとみんなか…


そんな時間にAちゃんを帰らせる訳には行かないので

この話の帰る時間は基本20時前後、遅くても22時くらいの感覚でいてください…


というかそんな時間まで練習してまた5時とかに起きてる高校生えらすぎ…


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