青春ポニーテール！！！！！【ダイヤのA】

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A「あ、こんばんは」


だいたい飲みに来るのはこのお店なので店員にも顔を覚えられていて、

直ぐに理解してくれて奥の部屋に先輩たちと案内された。



理解するって言っても貸切にしてるって聞いてるけどね。






伊佐敷「おいおい、ちょっと聞いてみろよ」



純さんに言われてそっと耳を傾けてみると、


A「うわ、めっちゃ懐かしい話してるじゃん」



私たちが付き合うまでの経緯を遡って話しているようだった。


引退試合の話だ、懐かしいなぁ、

何故か打席に立たされたやつ…






沢村「にしても、御幸先輩まだプロポーズしてないだなんて…妙なところでしり込みするの何なんすか！？」



えっ、なんか沢村の声する。




A「えっ、沢村いるんですけど。

春市くんとか東条とかもいるじゃん。」



そういうことか、


SNSで私たちの代が飲み会している事を知った沢村が

また私たちの一つ下の代の子達を呼んで、


おそらく春市くんもしくは倉持を亮さんが脅してこの人たちも集まったのだろう。







亮介「何その顔。

ていうか、まだプロポーズされてないの？」



と、先輩方の驚いた顔がこちらに向けられた。





A「……えへ、実は。

そろそろ自分からしようかなーって思い始めました。」





まあ、私達ももう今年で25だし、付き合って…何年だ？

8年か。


私の仕事も安定してきたし、私が大学卒業して、御幸と暮らし始めて3年になるし。



下手したら結婚してると思われてもおかしくなかった。


大学の時からこつこつ貯金してたし、

今はだいぶ余裕のある暮らしをさせてもらってる。


……彼におんぶにだっこにならないように頑張ってるもん。





丹波「何してんだ御幸のやつ…」


宮内「ﾝﾌｰｯとんだ根性無しだな」




コソコソと先輩たちと話す。


沢村「告白までもでしたけど、肝心なところでビビるの何なんすか！」


東条「御幸先輩、手は早い人かと思ってたけど」


金丸「いやいや、あの秋大会の時に思い知ったろ、この2人が意外と奥手だって」



おい金丸、私のことまで！




楠木「どうする？俺たちそろそろ入るけど、宮脇入る？」


A「……いや、ここで少し御幸の気持ち聞きたいです。

真っ向から聞くの怖いし、お互いまたヘタレになっちゃうかもしれないですし。」



クリス「わかった。適当に入ってくるんだぞ」




と、先輩方は先に個室に入っていった。








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