159．一枚岩 ページ20
．
「だから野球部でまとめて固めてあるけど…」
倉持「はは、本当だ。これじゃ寮と変わんねーじゃん…ひでぇー笑」
「宮脇さんは部屋は一応私たちと一緒だけど、
どうする？一応試合に行くと仮定して散策の時は御幸くんたちと一緒にしておいたけど…」
「あ！全然私たちと回ってもいいからね！仲良くなるチャンスだし！」
と、気を使ってくれている。
正直行くにしても倉持と御幸とバカしていたいという気持ちが強い。
でも
御幸「行かないよ、
試合に負ける予定がねぇ！」
A「…ふふ」
御幸「な！」
と御幸はナベたちにニヤリと同意を求めた。
渡辺「え…あ、ああ！」
A「？」
倉持「ほれ、返すぜ」
と、倉持は紙を女の子に返した。
御幸「負ける予定はないし、Aは俺たちと回るよ。」
と、御幸も私の紙を奪って返していた。
A「んなっ…」
「そっか、残念だね。せっかくクラスのみんなと仲良くなれるチャンスだったのに。」
A「あは、私たちぼっち認定されてる。」
倉持「うるせぇ！悪いのは日程だろ、俺たちを行かせる気がねーんだよ！
校長の陰謀だ！！」
あれ、デジャブ。
A「せっかく声掛けてくれたのにごめんね。」
「ううん、部活頑張ってね！」
と戻って行った。
．
御幸「で、どうしたの？」
御幸がナベの方に姿勢を向け直した。
なにか大切な用事があったはず。
だから部活の時間じゃなくて今、こうしてわざわざ教室まで赴いたはずだ。
と思っていたのに
渡辺「ごめん…やっぱいいや」
御幸「え？」
倉持「お、おい…！」
3人は何も言わずに帰ってしまった。
ほんとによかったのかな…
A「…御幸」
御幸「？」
A「ちゃんと聞いてあげなね」
とにかく御幸に聞いてほしいから来たんだ。
私が追って聞くよりも御幸に聞いてもらった方が彼らのためにもいい。
御幸「えー…」
A「えーじゃない。キャプテンでしょ。
しかも倉持とか沢村とか降谷とかゾノなら適当に流してもいいけど、」
倉持「おい」
A「ナベだよ？きっと何かあるって。」
御幸「…ねえA」
A「ん？」
御幸「やっぱキャプテンやらない？」
A「やりません。」
．
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汐音2号機(プロフ) - あいうえおさん» あいうえおさん、コメントありがとうございます！順番に更新していきますのでこれからも何卒よろしくお願いします！ (2021年5月3日 23時) (
レス) id: e21875e94a (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお(プロフ) - 次の更新本当に楽しみにしてます！！ (2021年5月1日 0時) (レス) id: 7cc2e98d4c (このIDを非表示/違反報告)
汐音2号機(プロフ) - 飛鳥さん» 見つけて下さりありがとうございます！完全に自己満で自分がキュンキュン出来ればいいや！という気持ちで書いているので気持ちを共有できて嬉しいです…！頻度はまばらではありますが、確実に、しっかりと進めていくのでこれからも宜しくお願いします^^ (2021年3月16日 22時) (レス) id: e21875e94a (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - 一昨日出会ってようやく全部読めました！本当にずっときゅんきゅんニヤニヤしててもう本当に最高です！どんどん御幸が好きになる…笑更新楽しみにしてます！無理しない程度に頑張ってください！ (2021年3月15日 22時) (レス) id: ab8ef807f5 (このIDを非表示/違反報告)
汐音2号機(プロフ) - 彩さん» 私もよく作業用に流してます笑笑またどんどん更新してくのでよろしくお願いします(^○^) (2021年1月12日 22時) (レス) id: e21875e94a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐音2号機 | 作成日時：2020年10月15日 20時
