第十八話：子文くんの正体 ページ11
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趙金雲「次は中国戦です。世界に行けるかはこの戦いにかかっていますよ！」
次の対戦相手は中国だ。
現時点で私たちと中国は勝ち点が同じ。
最後の直接対決にもつれ込んだのだ。
でも
A「中国ってそんな強かったっけ。」
私が呟くと、万作が補足するように
万作「中国はこれまでサッカーが強い国ではなかったと聞く。
なぜ今回、これほど邁進しているんだ。」
と言った。
坂野上「相当な特訓をしたっていうことでしょう」
趙金雲「世界に行けるのはどちらか一方！
勝つしかありませんよ〜！」
その時、
ミーティングルームの扉が開き、
大きな荷物を持った子文くんが入ってきた。
そしてそのまま壇上に上がった。
李子文「みなさん、今までお世話になりました。」
ぺこり、と頭を上げてそう言い放ったのだ。
剛陣「なんだよそれ、どういうことだよ。
"お世話になりました" って…」
突然お別れを告げられて、困惑する。
趙金雲「子文くんはのっぴきならない家庭の事情で代表キャンプを離れることになりました。」
「「「ええ！？」」」
つくし「そんな…」
杏奈「監督…！一体どういうことなんですか？」
趙金雲「どういうことも何もそういうことです」
杏奈「監督！！」
万作「待て、何か事情があるんだろう。」
ここまで一緒にやってきたのに、と別れを惜しむ声が上がり、
子文「皆さんに最後までお付き合いできないのは残念ですが、皆さんは素晴らしいサッカープレイヤーです！
きっと、いい結果を残せるはずです！」
と激励の言葉を残した子文くん。
その時だ。
氷浦「再起不能にしてやるんじゃなかったっけ？」
と氷浦が言った。
A「？」
子文「うぉっ！！ｶﾗﾝｶﾗﾝ」
この言葉にひどく動揺した子文くん。
氷浦「子文くん、あれだけのサッカーテクを持つ君がここを離れるということは代表の面倒を見るよりも重要な要件ができたということかな？」
剛陣「なに？そんなにすごかったか？」
確かに。
体の使い方はうまいと思っていたけど…
氷浦「確かに彼は李子文としては大したサッカーテクを見せていない。だけど君は別の姿で俺たちを圧倒した。一人で五人を相手にして。」
この言葉には心当たりがあった。
A「え、まさか…」
氷浦「そう、彼は俺たちを苦しめた謎のサッカープレイヤー、無敵ヶ原富士丸だ！！」
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みい・フローラ(プロフ) - 続きが楽しみです (7月6日 20時) (
レス) @page24 id: 915eefe4dd (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - とっても面白いです。更新頑張って下さい。 (2022年12月13日 20時) (レス) @page24 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
蒼蘭 - いっつもめっちゃ楽しみにしています！！！この作品大大大大大好きです！更新頑張ってください！ (2020年5月22日 10時) (レス) id: 25c5d307e8 (このIDを非表示/違反報告)
汐音2号機(プロフ) - 吹雪彩香さん» ありがとうございます！コメント嬉しいです！これからもぜひお付き合いください(^^) (2019年8月19日 0時) (レス) id: e21875e94a (このIDを非表示/違反報告)
汐音2号機(プロフ) - みなさん» ありがとうございます！これからもぜひお付き合いください！ (2019年8月19日 0時) (レス) id: e21875e94a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐音 | 作成日時：2019年8月6日 0時
