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不動が強引なプレーで塔子からボールを取り、
不動「佐久間ァ！」
流れるように佐久間にボールを渡した。
鬼道「しまった！」
佐久間「これで決める……！」
鬼道「やめろ佐久間ァ！！！！」
俺が叫んだ時、
ふ、と佐久間の前に現れた奴がいた。
A「……」
日向だ。
こいつは普段の練習でよく上手く手を抜いている。
それでも試合になると手を抜く時はあるが基本しっかりやってくれるし、頼りになる。
今回もそうだ。
A「打たせないよ。打っても止めてやるよ。」
佐久間の前に立ち、得点を防ごうとする。
しかし、
佐久間「だったらお前諸共吹き飛ばしてやる！！」
A「…え…？」
佐久間はゴール前にいる日向に向かって『皇帝ペンギン1号』を打つつもりだ。
鬼道「まずい、日向が…！」
．
佐久間「だったらお前諸共吹き飛ばしてやる！！」
A「…え…？」
さすがにまずいと思った。
さっきくらっただけでも結構響いている。
それをもう一度……？
佐久間「『皇帝ペンギン1号』！！」
逃げる？
でも逃げたところで円堂が…
鬼道「避けろ！日向！！！」
A「！！」
まずい、考えすぎた。
反応に遅れた。
ボールはもう目の前だ。
鬼道「日向ァ！！！！」
身体が動かない……！
もう食らうしかない、と覚悟を決めて目を瞑った。
なんでサッカーでこんな目に合わなきゃいけないんだ。
ほんと散々だよ、サッカーなんて。
そう思って衝撃を待つ。
しかし、音がするだけで自分に衝撃は来ていない。
どうしてだ？
そう思い、目を開ける。
そこには
A「え……？」
血の気が引いた。
染岡が私の足元で蹲っていた。
すぐに分かった。
脚を痛めた染岡が私を庇ったのだ。
A「なん…で…？」
ただでさえひどい怪我をしているのに
どうして私ごときを庇うためにそこまで身体を張った……？
染岡「残しといて良かっただろ……？
お前はまだこのチームに必要なんだ……」
そう言うと染岡は気を失ってしまった。
染岡と私の元へ来ていた鬼道が
染岡の名を叫んだ。
訳が分からなかった。
どうして。どうしてそこまで。
私がこのチームに必要？
A「わけ、わかんない…ﾁｯ」
．
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リオン(プロフ) - 日向ちゃんも、珠生ちゃんもどちらのお話も大好きです！！自分のペースでいいので更新していただけると嬉しいです。自分はずっと待っていますし、応援しています！！ (2021年1月1日 16時) (
レス) id: e704f87021 (このIDを非表示/違反報告)
汐音2号機(プロフ) - 吹雪彩香さん» ありがとうございます！ペースはまばらですが順番に更新していきます:) (2019年8月31日 13時) (レス) id: e21875e94a (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 続き待ってます！ (2019年8月15日 2時) (レス) id: 2851876f67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐音 | 作成日時：2019年7月19日 14時
