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灰崎「どういうことだ、野坂。それにA、お前も知っててあの特訓をやらせたのか」
くると思ったよ、灰崎。
野坂「『グリッドオメガ』
悪を成敗するためにちょっとずるい技を使わせてもらったよ。
Aさんには僕が協力を頼んだんだ。」
明日人「『グリッドオメガ』で悪を成敗…？」
野坂「うん。どういう理由であれ、『グリッドオメガ』のためだと知っていたら、特訓に身が入らなかっただろう？」
A「そう、だから申し訳ないけど、変な嘘をついて特訓に付き合ってもらったの。」
正直ここまで上手くいくと思ってなくて、
やっぱ戦術の皇帝すごい。
そう実感した。
思った通りの結果ばかりじゃないか。
どこまで読めているんだこの男は。
灰崎「しかし、それをここで使うとはな。」
野坂「こういう時に生きる技だと思ってね。」
灰崎「確かに。」
その時だ。
アナハン「汚いぞ…！こんな技を…！」
足元から声がした。
．
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作者名：汐音 | 作成日時：2019年7月11日 0時
