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葉菜子「一年で唯一スタメン入りしてめちゃめちゃ緊張してたけど
ハナがスタンドにいるの見つけた瞬間一気にほぐれて力が沸いたって。」
A「……」
葉菜子「でも私、先輩のこと忘れられなくて、黙り込んじゃったの。」
葉菜子「そしたらね、惣ちゃん、『絶対に、振り向かせるから！！』って。私の手握って顔をずいって近づけて。笑笑」
何も言わずに聞く私を他所にコロコロと表情を変えながら楽しそうに話を進めてくれる。
葉菜子「それ以降も、なにごともなかったかのように接してくれて、
でも、一番一緒にいる時間が長くて…いつの間にか一緒にいることが当たり前で、居心地が良くて…」
『一番一緒にいる時間が長くて…いつの間にか一緒にいることが当たり前で、居心地が良くて…』
この言葉を聞いて私の手はまたピタリと止まった。
葉菜子「いつも優しくしてくれる彼に、何か恩返ししたいしと思った時、野球応援だったの。それしか思い浮かばなかった。
本当は良くないんだけど、私ね、彼の打順の時だけ馬鹿みたいに大きな音出してたの笑笑」
葉菜子「そしたら惣ちゃん、『お前の音、ちゃんと聞こえてた！めっちゃ力出た！』なんてキラキラした瞳で言うからさ、
私も余計やる気出しちゃって
『ハナ！うるさい！今あんたメインじゃない！』って言われてもお構いなしに笑笑」
楽しそうに話してくれるし
自分も興味があったから聞いたわけだから
話は聞いてるけど
思い当たる節がある言葉に私の脳内は占領されていた。
葉菜子「それでね、情けない話、気づいたら酸欠になってて。
スタンドで立ち上がれなくなっちゃったんだ。
そんな私を憧れだった先輩がおんぶしてくれたの。
でも、なぜかこれっぽっちもキュンとしなくて、
私が求めてた背中はこれじゃないって思っちゃった。」
出来上がった料理を順番に運んでいく。
葉菜子「私、この人じゃなくて惣ちゃんがいいんだって気づけたよ。」
A「そう、なんだ…」
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mmk(プロフ) - 初めてダイヤのAの作品を読んだのですが、これを読んで本当によかったです…！！すごく物語が好み…！！これからも大変かと思いますが、応援してます(*^^*) (2022年3月30日 0時) (
レス) @page28 id: 69fa947196 (このIDを非表示/違反報告)
汐音2号機(プロフ) - もものはなさん» んんん！コメントありがとうございます！！これからもどんどん供給という名の自己満投稿させていただきますので何卒お付き合い頂けると幸いです！^^またリクエストとかあればお気軽に◎ (2021年9月29日 20時) (レス) id: e21875e94a (このIDを非表示/違反報告)
もものはな(プロフ) - すごい好きです…。最近、ダイヤのAの夢小説自体が少なくなってるので供給がありがたい…。お話も楽しく読ませてもらってます！ (2021年9月21日 21時) (レス) id: 929ccbe8dd (このIDを非表示/違反報告)
汐音2号機(プロフ) - ゆにさん» コメントありがとうございます！ご期待に添えていた様で感激です！これからもお楽しみいただけるよう尽力しますので、何卒よろしくお願いします^^ (2021年5月26日 17時) (レス) id: e21875e94a (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - はじめまして！こういう小説を待ってました！とても楽しく読ませて頂いてます！これからも色々と大変だと思いますが、頑張ってください♪陰ながら応援させていただきます！ (2021年5月26日 14時) (レス) id: 0f940b47cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐音2号機 | 作成日時：2021年5月13日 18時
