203．春市のこだわり ページ23
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初めての指揮官に戸惑いを持つレギュラーチームとは反対に、
監督率いる控えチームは声が出ていた。
奮い立たせるの上手いんだよなぁ、監督。
先攻はレギュラーチーム……Aチーム
後攻Bチームで始まった試合は
沢村と、普段その彼のバックを護っている倉持との勝負から始まった。
いつも見てるとはいえ捉えにくいのか、
倉持も白州も塁に出れずに終わった。
A「アピってくるなぁ〜」
なんて呟く。
まあ次は春市くんだし上手いこと打ってくれるだろう
なんて思っていたその時だ。
落合「小湊」
ようやくコーチが動いたと思えば
落合「監督命令だ、これ使え」
と春市くんに金属バットを差し出した。
春市くんは戸惑いながらもそれを持って打席へ向かった。
A「…」
川上「(宮脇が倉持みたいな顔になってる…)」
金丸「(ガラ悪…)」
監督命令ってこんな腹立つ使い方なのね。
．
沢村の球は捉えていいあたりは出た。
木製より金属の方が多少ハズれても球は飛ぶ。
…御幸情報なんだけども。
ヒットは増えるだろうけど……
"亮介「アイツ、俺が金属すすめても
『これがいい』って珍しく突っぱねてさ。
普通にやっても俺に近づけないって。
まあアレを自在に操れるようになれば
俺より全然すげーバッターになるんだけどね。」"
春市くんがどうして木製に拘っているのか
その経緯を亮さんに聞いたことがある。
兄に近づくために頑張っている、抜かれるかもしれない、というのに心做しか嬉しそうだったのを覚えてる。
それを知っていたからこそか、
落合「どうだ？悪くないだろう。
慣れればもっと馴染んでくるハズだ。」
なんとなくこのコーチの指示に反感を買ってしまった。
倉持「お前その顔やめろ」
御幸「(倉持が言うか)」
A「いでっ」
顔に出ていたのか、倉持に手刀を落とされ
私の声に反応したのか、コーチが少しこちらを見た。
落合「…？」
A「ｽﾝｯ」
さ、攻守交替だ。
．
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mmk(プロフ) - 初めてダイヤのAの作品を読んだのですが、これを読んで本当によかったです…！！すごく物語が好み…！！これからも大変かと思いますが、応援してます(*^^*) (2022年3月30日 0時) (
レス) @page28 id: 69fa947196 (このIDを非表示/違反報告)
汐音2号機(プロフ) - もものはなさん» んんん！コメントありがとうございます！！これからもどんどん供給という名の自己満投稿させていただきますので何卒お付き合い頂けると幸いです！^^またリクエストとかあればお気軽に◎ (2021年9月29日 20時) (レス) id: e21875e94a (このIDを非表示/違反報告)
もものはな(プロフ) - すごい好きです…。最近、ダイヤのAの夢小説自体が少なくなってるので供給がありがたい…。お話も楽しく読ませてもらってます！ (2021年9月21日 21時) (レス) id: 929ccbe8dd (このIDを非表示/違反報告)
汐音2号機(プロフ) - ゆにさん» コメントありがとうございます！ご期待に添えていた様で感激です！これからもお楽しみいただけるよう尽力しますので、何卒よろしくお願いします^^ (2021年5月26日 17時) (レス) id: e21875e94a (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - はじめまして！こういう小説を待ってました！とても楽しく読ませて頂いてます！これからも色々と大変だと思いますが、頑張ってください♪陰ながら応援させていただきます！ (2021年5月26日 14時) (レス) id: 0f940b47cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐音2号機 | 作成日時：2021年5月13日 18時
