サッカー下手っぴ女子がイナズマキャラバンに参加するようです。<第一章> (ページ29)

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一之瀬「じゃあ、監督は俺たちを守るために？」

土門「でも、本当にそれで良かったのか？どんな状況でも全力で戦う。それが俺たちのサッカーだろ」

染岡「土門の言う通りだぜ。円堂を犠牲にしてまで俺たちが助かって、そんなの雷門のサッカーじゃねえ」

貴方「それは違うよ？ね、円堂君」

と、身体中に湿布を張り終えてこちらに向かって来る円堂君に話を振った。

「「「円堂！」」」

円堂「五月雨の言う通り、監督は奴等を使って俺を特訓してくれたんだ」

一之瀬「特訓？」

円堂「あぁ、奴等のシュートを受け止めるためには実際に受け止めながら特訓するのが一番の近道だからな。お陰で最後、ちょっとだけ奴等のシュートが見えた！」

風丸「本当か！円堂」

貴方「流石だね。それに奴等の必殺技も経験できたから収穫できた事は山程あるはずだよ」

円堂「ああ。凄かったよなあの必殺技。今でも手がヒリヒリしてる。でも思ったんだ俺、これなら止められない事はない。もっともっと特訓して力をつければ必ず取れるって」

自信満々に言う円堂君。その様子を見て他のメンバーもやる気を出し始める。

皆やっと気が付いたみたいだね。監督の"次の試合に勝つための作戦"に。

染岡「そうゆう事だったのか」

壁山「やっぱり監督って凄い人っす」

皆が皆、監督をべた褒めする。一名を除いて。
彼には何があったんだろう。今日の試合では絶不調。このままだと監督に……

流石にそれは無いことを信じたいな

壁山「あ、監督」

そんなことを考えていると監督がやって来た。

いやいや、タイミング良すぎない？