教えない ページ24
鬼道君は何かを伝えるために風丸君に話しかけている。
それを見た監督はﾆﾔｯと笑う。やっぱり監督も分かってたんだ。
相手のゴールキックから試合が開始。
もうすぐ…………来た！
その瞬間鬼道君が相手からボールを奪った。
鬼道「行け。豪炎寺、風丸！」
豪炎寺&風丸「"炎の風見鶏"!!!」
よしっ、今度こそは決まるだろう。と誰もが思っただろう。けど先程と同じようにボールはゴールから逸れてしまった。
技を打った二人でも風丸君は綺麗に着地しているのに対し、豪炎寺君は倒れてしまっている。
風丸「豪炎寺！」
土門「そんなことあるのかよ、豪炎寺が二回も外すなんて」
やっぱり何かあるんだ。もしかして敵に脅されているとか……流石にそれは考えすぎかな。けど、ただ単に不調だからとは思えにくい。
ﾋﾟｰｰｰｰｰﾋﾟｰｰｰｰｰ
ここで前半終了。現在のスコアは13:0。圧倒的差。
貴方「瞳子監督、貴方は敵の攻撃パターンを見破っていますよね」
瞳子「ええ、それがどうかしたの？」
貴方「分かっているなら何故教えてあげないのですか。それを教えるのが監督の仕事じゃないんですか？」
瞳子「監督としての仕事を言うのならそれは間違いよ。教えるのではなく気づかせるの、彼ら自身に。
でもそれを貴方に言われる覚えはないわ。貴方だってわかっていたじゃない」
この人は私が気付いた事にも気付いていたなんて。流石。
貴方「私は教えるどころじゃ無かったんですよ。余裕が無かったんです。監督も見てたでしょう？私のプレーを。あれは只只足を引っ張るだけになります」
瞳子「そうね。貴方が言うなら後半からはベンチに下がりなさい」
この人はフォローという言葉を知らないのかな？
「そうね」って直接言われると分かっていても傷つくよ＝(;ﾟ;Д;ﾟ；;)⇒グサッ!!
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猫宮 - 修学旅行がニュージーランドってずるくね！？ (2019年11月9日 15時) (
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作者名：音西旱 | 作成日時：2019年1月26日 1時
