星海坊主 ページ2
食堂からアイスを取ってきて自室へ戻る途中、客間の襖に隊士達が5人程張り付いていた。
「アンタら何やってんの」
「Aさん、沖田隊長! いや、何でもあの星海坊主が来てるらしくってですね……」
「星海坊主?」
「誰それ」
総悟と2人で首を傾げると、少し驚かれた。
「んなこともしらねーのかよ2人共。常識よ、常識」
「ちょ、俺にも見せてくれィ」
「私も私も」
他の隊士達と同じように、襖の隙間から中へ目を凝らした。
近藤さんと向かい合いって座っているのは、服やゴーグルやマントやヘルメットで一切肌の見えない男。
「あれがそう?」
「ええ。早い話、えいりあんばすたーという奴ですよ。第一級危険生物を追い駆除する、宇宙の掃除人です」
「奴はその中でも最強とうたわれる掃除人で、いち掃除人でありながらあちこちの惑星国家の政府にも顔がきく大物です」
「数多の星を渡り、数多くの化け物を狩ってきた男。ついた仇名が星海坊主……生ける伝説ですよ」
そんなに凄いんだ、あの人……!
「ほォ……それで、その伝説が何故ここに?」
「なんでも、えいりあんが江戸に逃げこんだとか」
「ふぅん」
えいりあんねぇ……そういや今そんな感じの映画やってたよな〜。
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ゆず(プロフ) - fubukiさん» ありがとうございます! これからもよろしくお願いします! (2021年2月22日 22時) (レス) id: d7263fa231 (このIDを非表示/違反報告)
fubuki(プロフ) - 題名が覚えている百人一首の句なのでとても嬉しくなりました!面白いです。 (2021年2月22日 21時) (レス) id: 8d00889b6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - グリみいさん» ありがとうございます!そう言っていただけて凄く嬉しいです。更新頑張りますので、これからもどうぞよろしくお願いします! (2019年9月4日 18時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
グリみい - 感動して泣けました!!凄くこのシリーズが大好きです!!応援してます! (2019年9月3日 22時) (レス) id: 460e4835e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず | 作成日時:2019年8月18日 10時