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酔ってなくても酔ったふりして上司のヅラ取れ ページ30

本日は4月4日。


至る所で桜が満開に咲き誇っていた。




例年、真選組では花見を行っている。


いつもの定位置へと向かうと、そこには既に先客が居た。


……それを見つけた瞬間に近藤さんがウキウキしながら走り出したんだけど、どうしたんだろう。




トシは、真っ直ぐにそこへ向かって行く。


場所を変更する気は無いようだった。




「何レギュラーみたいな顔して座ってんだゴリラァァ!! どっからわいて出た!!」


「たぱァ!!」




あの美人怖っ!


万事屋にお邪魔した時は、あの人だけ見なかったなぁ。




「オイオイ、まだストーカー被害にあってたのか。町奉行に相談した方がいいって」


「いや、あの人が警察らしーんスよ」




そんな銀ちゃんと新八の会話が聞こえる。


もしかして近藤さんあの美人をストーカーしてるの?


……無いわ〜。




「世も末だな」


「悪かったな」




最もな銀ちゃんの言葉に、やっとトシが反応する。


それで銀ちゃんが私達に気付いた。




「オウオウ、ムサい連中がぞろぞろと。何の用ですか? キノコ狩りですか?」


「そこをどけ。そこは毎年真選組が花見をする際に使う特別席だ」


「どーゆー言いがかりだ? こんなもんどこでも同じだろーが。チンピラ警察24時かてめーら!」


「同じじゃねぇ。そこから見える桜は格別なんだよ。なァ、みんな?」




案の定、銀ちゃんとトシは仲が悪いらしい。


トシの質問に、皆は面倒そうに答える。




「別に俺達ゃ酒飲めりゃどこでもいいッスわ〜」


「アスファルトの上だろーとどこだろーと構いませんぜ。酒のためならアスファルトに咲く花のよーになれますぜ!」


「総悟さぁ、アンタ一応警察だし未成年だからね。外じゃ自重しようね」


「何でィ、Aだって飲むクセに」


「何だと!? A、俺はお前をそんな不良に育てた覚えはありません!」


「銀ちゃんちょっと黙ってて!?」




普通ならここで『アンタに育てられた覚えはない!』ってなるんだろうけど、育てられた事自体はまあ間違ってないから。




「うるせェェ!! ホントは俺もどーでもいーんだが、コイツのために場所変更しなきゃならねーのが気にくわねー!!……大体、山崎場所とりにいかせたはずだろ……どこいった、アイツ?」


「ミントンやってる」


「山崎ィィィ!!」




山崎、懲りないなぁ……。

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ゆず - 亜水さん» 総悟のSが初めて発揮された回。私結構お気に入りです。 (2019年7月16日 20時) (レス) id: e9f8937968 (このIDを非表示/違反報告)
亜水 - 本当だぁ!更新するの早いですね!凄い!あのカエルアニメで観たときマジで苛ついた!総悟あのまま首はねちゃえばいいのにって正直思いました。でもまあ最終的には焼かれてたんで良かったです♪ (2019年7月16日 20時) (レス) id: 9d2ec575ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - 亜水さん» ありがとうございます!このシリーズを更新するのは私自身楽しいので、ドンドンしていけたらと思います。 (2019年7月15日 22時) (レス) id: e9f8937968 (このIDを非表示/違反報告)
亜水 - 桂優しいな〜再開場面、感動しました! (2019年7月15日 11時) (レス) id: 9d2ec575ec (このIDを非表示/違反報告)
亜水 - めっちゃ面白いです!読みやすかったです!更新頑張って下さいね次も観させていただきますので、よろしくお願いいたします! (2019年7月14日 17時) (レス) id: 9d2ec575ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2019年7月10日 22時

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