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まさかの新事実 ページ21

「……なんか、ますます遠ざかってねーか?」


「どうしてかしら……ああ、あんなに着物たくし上げて……」


「てかアイツ、結構器用だよな。自分で改造してるし」


「あれは自分でやったのか。てっきり先生に頼んだのかと」




この前買ってもらった着物の裾を切り、膝上に。


動きやすいように更にスリットを入れた。


袖はたすき掛けして、着物でも動きやすくなる。




そこまでを1人でやったAに、嘆く者と感心する者。


Aは外野の声を物ともせず、素振りを続けていた。




「買い物行かねェ方が、まだ女らしかったんじゃねェの?」


「……アンタ達に言われたくないわよ。アンタ等が私達を結構カッコよく助けちゃうから、Aちゃんますます憧れて……」


「え、あれ俺に憧れてんの!?よっしゃ、俺ちょっとAに稽古つけてくるわ」


「誰もお前だけとは言っておらんぞ、銀時」


「うるせーな、ヅラ。え、てかちょっと待てよ、お前『Aが憧れて』の前何て言ってた?」


「『アンタ等が私達を結構カッコよく助けちゃうから』」


「ちょ、高杉君!」


「へぇ〜、俺等の事カッコいいと思ってたんだ、へぇ〜」


「う、うるさい!バカ!」


「イテッ!」




顔を真っ赤しながら、四葉が銀時の頭を思い切り叩いて去っていく。


その後ろ姿を見送った晋助と小太郎は、ため息をついた。




笠井(かさい)も可哀想にな」


「ああ。銀時お前、『俺』と『俺等』はちゃんと考えて使い分けろ」


「はあ?どういう事だよ」


「要するに、お前は馬鹿って事だ」


「そのままでも良いと思うが、一生モテないぞ」


「何の予言だよ!」




その会話は、Aの方にも聞こえていた。


お姉ちゃんって、そうだったんだ。銀ちゃん鈍っ!


何て考えながら、銀時よりも余程大人な7歳児は、稽古を続けていた。

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ゆず(プロフ) - 緋澄さん» 1話目ができ次第、公開させていただくつもりです (2019年6月19日 17時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 時雨さん» 申し訳ありません、実は、続編は準備しただけでまだ1話も書いていないんです・・・! (2019年6月19日 17時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
緋澄 - 続編を読みたいのでパスワードを教えて下さい (2019年6月19日 14時) (レス) id: d02144b3e7 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 続編が、読みたいのでパスワードを教えてください。 (2019年6月18日 23時) (レス) id: bfac637d1b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2019年4月5日 20時

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