妹の役目 ページ8
その日もAは、全く反省せず喧嘩相手を探していた。
あてもなくフラフラと歩いていると、ガラの悪そうな男達に遭遇する。
残念な事にかなりの歳上で人数も多く、流石に諦めようと回れ右をして歩き出そうとした。
……その足が止まったのは、こんな声が聞こえたからだった。
「ったく、子供のクセに生意気な……」
「復讐してやろーぜ。やられたら倍返し、ってな」
「アイツ、『松下村塾』って寺子屋から出てくんの見た事あるぜ」
「奇襲で殴り込み行くか」
…………。
「ねぇ」
「あ?」
思わず声をかけていた。
可愛らしく微笑むAに、男達が警戒心など持つ筈も無く、思いっ切り1人を殴る事が出来た。
「なっ…….!」
「いきなり何すんだこのチビ!」
「それはこっちのセリフだよ。
兄達の影響でか、少し言葉遣いが悪くなる。
それくらい、怒っていた。
だってもう、
男達が誰の事を言っていたのかなんて分からないけれど、ヤンチャな兄のうちの誰かだろう。
ヤンチャした兄の尻拭いすんのが、妹の役目だ。
「おりゃあ!」
Aは、その役目を果たすべく、また殴りかかっていった。
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ゆず(プロフ) - 緋澄さん» 1話目ができ次第、公開させていただくつもりです (2019年6月19日 17時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 時雨さん» 申し訳ありません、実は、続編は準備しただけでまだ1話も書いていないんです・・・! (2019年6月19日 17時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
緋澄 - 続編を読みたいのでパスワードを教えて下さい (2019年6月19日 14時) (レス) id: d02144b3e7 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 続編が、読みたいのでパスワードを教えてください。 (2019年6月18日 23時) (レス) id: bfac637d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2019年4月5日 20時