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ar side
瞼に明るい陽が射した。
久しぶりに朝日が上がるまで眠れた。枕元のスマホを確認しようと手を伸ばすけれど、
後ろから抱きしめられていて手が動かせない。首の後ろにすぅすぅと息がかかって、俺の髪の毛を撫でる。
昨日は途中までしか記憶がないけれど、体もベタベタしていないし、どうやら綺麗にしてくれて備え付けのバスローブまで着せてくれたみたいだ。
昨日の高木は、なんだかおかしかった。
「優しくしないから」
そう言って始まった行為。
…そのくせ、
「結局優しいんだよな…」
はじめのうちは、乱暴にしようとまるで心がけているかのように…触って、舐めて、噛んで。
それなのに、
「痛くない?」
挿れるときには手を繋いでくれて。
「かわいい、」
目にかかる前髪を指で掬ってくれて。
「ここがイイの?」
反応を示す俺を、気持ちよくしてくれて…
「高木、好き…」
この前聞いてくれなかった言葉。
長い睫毛にそっとキスを落とす。
このくらい、いいよね?
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まや(プロフ) - 華月さん» 華月様、こちらまで読んでいただいて、しかも嬉しいお言葉までありがとうございます( ;∀;)私こそ華月様の作品をとても楽しみにしています!ありがとうございます! (2018年7月1日 0時) (レス) id: c0ede336e0 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - 素敵なお話、ありがとうございました。これからも応援しています! (2018年6月30日 23時) (レス) id: 5b1682a831 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - こちらも拝読いたしました!伊野尾エンドも勿論素敵でしたが、こちらもとっても素敵で感動しました…。それぞれの心情だったり、描写が綺麗で素晴らしいお話でした。高木くんの優しさがリアルでとても素敵でした!こんな素晴らしいお話を書けるまや様尊敬です(感涙) (2018年6月30日 23時) (レス) id: 5b1682a831 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - Shee.さん» 尊敬する作者様にそう言っていただけて嬉しいです(;ω;)またぜひよろしくお願いします(*^^*) (2018年6月3日 23時) (レス) id: c0ede336e0 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - なつめさん» なつめさん、勝手にお名前書いてすみません(>_<)こちらこそ、書く機会をいただいてありがとうございました! (2018年6月3日 22時) (レス) id: c0ede336e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まや | 作成日時:2018年5月24日 18時