エチュード(JUMP×JUMP短編集)

・ ページ20

「ふぅん、本当に2人でしてたんだ…」

雄也が蔑んだような瞳で俺たちを見下ろす。


何、何、どういうこと…


雄也が俺のすぐ隣に屈む。大ちゃんの顔の前にぶら下げたままだった、すっかり萎えてしまっていた俺のモノをぎゅっと握った。

「いっ…！ぁ、あ、ゆうやっ…！」

「薮くんにされるだけじゃ、満足できなかった…？」

「ぁ、そんな、こと、なっ…ぁぁ…！
ぃゃ、いた、ぁぁっ！」

雄也にぎゅうぎゅうに握られて、擦られて、痛い。



そして、

気持ちいい…


見られてる。
いのちゃんに、大ちゃんに、

薮に…



「ひか、きもちーの…？」

さっきまで力なくぺたりとシーツに沈んでいた大ちゃんだったけれど、いつのまに起き上がったんだろう。俺の耳元で掠れた声を出した。

「ん、ぎ、きもち、きもちーのっ…」

みんなに見られてそそり立った俺のモノは、ひっきりなしにダラダラと蜜を零していた。

「みんなでシたら、…きもちーね」

「へ、ぁ、あぁぁぁんっ…！」

大ちゃんの声がずくずくと耳から入って、
達した俺の霞んだ目に、今度はいのちゃんを攻めている薮が見えた。






――――――――



「最近、宏太にご飯断られるんだよねー」

「あぁ、今日もBEST会って言ってたよな？」

「ほんと、仲良すぎ。何してんのかな」







もう戻れない＊fin

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